生きてて良かった!- 茶 葉 tea’s -

〇〇〇?そいつに自由はあるのかい?

バイクが空を飛んだ日

こんにちは、チャバティ64です。

 

ブログはいつも夜に書いて、朝にアップします。

なせか夜のほうが書くことに集中できるんですよね。

でも朝、アップ前に読むと加筆、修正が必ず出ます。

昔「夜に書いたラブレターは朝見ると恥ずかしくて渡せない」って聞いたことありますが、それと同じでしょうか?

 

仕事はいい香りのするお茶の販売員をしています。

BASEショップで「お茶の葉園」(あいばえん)

というネットショップも趣味で運営しています。

よろしくお願いします。

 

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最近よく乗る2台です(^^)/


 

今日は久々に「バイク昔話」です。

ボクが25、6の頃、カワサキの「ニンジャ」というバイクに乗っていました。

旧車が好きなのですが、維持費がかかるので手放したばかりでした。 

 

このニンジャですが「トップガン」という映画で「トム・クルーズさん」が滑走路を爆走するシーンがカッコよくて、バイクを知らない方にも一躍有名になりました。

たまたまご縁があって当時珍しく個人売買で手に入れたものです。

 

もともといじり倒すのが我々の世代ですから、もうそれは好きなように改造しました。

30年ほど前のことですが、もちろん車検は通らなかったでしょうね(笑)

カーカーのメガホンをカチあげても「カッコイイ!」

最後のカウル付バイクだと思います。

 

いまじゃデカいのはアクラボ一色ですからね。

つまんないなぁ~(*´з`)

【ボクの魔神はカーカーですが...(笑)】

 

さて、そんなバイクでゴキゲンなツーリングを楽しんでいましたが、ある日、五人くらいで、山の茶屋へアユを食べに行こうということになりました。

天気も良く絶好のツーリング日和です。

 

会社は夏休みで、その日は8月15日(終戦記念日)でした。

5台でのんびり山を上がり、田舎道になりイイ感じの峠道が続きました。

必然的にハイペースになり、大きなコーナーに入った瞬間です。

 

フロントに違和感があり、なぜかバイクが突然起き上がりました。

一瞬の事でしょうが、迫りくるガードレール!

 

【あれにぶつかったらただじゃすまない】

 

そう思い、目一杯腰を落としてリヤブレーキをフルロックしました。

ボクはアスファルトを滑り、転がりながらガードレールの下をくぐり「40キロ」の標識に引っかかり止まりました。

 

バイクはガードレールの支柱にブラックマークを残し、どこかに行ってしまいました。

(崖下10メートルくらいで大破していました(;´Д`))

ボクは左手以外は痺れて動かないのでヘルメットを脱ぐことも出来ませんでした。

「ウ~~~ウ~~~~」

何かが鳴っているのが聞えました。

(後で聞いたら終戦記念日のサイレンでした)

 

幸いボクは2番目を走っていたので後続の後輩(ケンちゃん)が見ていて、すぐに助けに来てくれました。

崖手前、土手の標識に引っかかってるボクをアスファルトまで引きずって寝かしてくれました。

当時は52kgと軽かったので楽勝です(*‘∀‘)

 

「大丈夫すか?」

「う~ん、なんとかねぇ」

 

「悪いけどメット脱がして」

「あと胸ポケットにグラサンあるからかけて」

【すごく眩しかったのを覚えています】

 

「それから、右のポケットにタバコがあるからとって」 

【左手でタバコをくわえました」

 

「けんちゃん、火持ってる?」

 

「え~っ、いまタバコすか?」

「ちょっと待ってください」

「つけますよ!」

 

「シュボッ」

 

「ふ~ぅ、空が青いなぁ

【グラサンしてるんですけどね】

 

「けんちゃん、タバコ何吸ってたっけ?」

「一緒のショートホープっすよ」

 

「なんだ、もらえばよかったな」

「小さな希望に火をつけて、だっけか?」

 

「ハハハ、そんなこと言いましたねぇ!」

「それより、動けそうすか?」

 

「いや、いまは痺れて左手しか感覚が無い」

 

「頭、ボーっとしてないすか?」

 

「うん、それは大丈夫だと思う」

「そうすか、それは良かったっす」

 

「ふ~っ、みっともないなぁ」

「派手に、こけちゃって」

 

「いゃ~全然そんなことないっすよ!」

「すげぇカッコよかったっす」

 

「えっ何が?」

 

「目の前でバイクが飛んで行ったんすよ」

「まるで飛行機の離陸みたいで」

「映画のワンシーンくらいカッコよかったなぁ!」

 

「マジで?オレ俳優!」

「二度は演じれないけどね」

 

「ハハハ」

 

【その言葉になんだか救われた気分がした時点で人間失格です(笑)】

 

 

その後、近隣の車を借りて病院まで運んでもらい診察を受け「全身打撲のみ」と強運でしたが、これが完治するまで半年かかりました。

 

若い頃でしたので治りも早かったと思うのですが、大型バイクを扱うにはある程度体力も欲しいので一生懸命にリハビリの筋トレをしました。

これが筋トレ生活の始まりです。

当時は若いのでやり過ぎもOK!

握力が80kgを超えていましたよ。

 

あの日バイクが空を飛ばなかったら筋トレしてなかったかもしれません。

けんちゃんのあの言葉がなかったらもっと落ち込んでいたでしょう。

いまでは、バイク仲間の飲み会での鉄板ネタになっています(*‘∀‘)

 

今も近所の坂道で大型バイクを押して歩きます。

押せなくなったら降りる時だと思っています。

ただの小さなこだわりですがねヽ(^。^)ノ

 

 

今日のお話はここまでです。

あなたの今日がステキな一日でありますように!

チャバティ64でした。

 

 

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