高齢夫婦の楽しみとは?
こんにちは、チャバティ64です。
昨日は少し過ごしやすい日でした。
台風で被災された方を思うと申し訳ないです。
秋晴れが続いてくれるといいですね。
神様の配慮を期待しています。
仕事はいい香りのするお茶の販売員をしています。
BASEショップで「お茶の愛葉園」(あいばえん)
というネットショップも趣味で運営しています。
たまにでいいので覗いてやってください。
よろしくお願いします。
さぁ!みんな、お茶が入ったよ~(*‘∀‘)
先週はジムでお茶を売っていました。
試飲のお茶を配っていると本当にいろんな方がいます。
お茶の試飲は、
・水出し煎茶
・温かい緑茶
・生姜紅茶(日替わり)
・ルイボスティー(日替わり)
・ほうじ茶(日替わり)
から選べるようにしました。
ボクは味を見ながら出しているので自らも飲みます。
急須一杯、ポット一回につき必ず少し飲みます。
通りかかった人は、人が飲んでいると飲みたくなるものです。
そして、その時はお茶を飲むよりも世間話というか、
まさしく「お茶をする」感覚です(笑)
いままで何人の方とお茶をしたでしょう?
とても楽しいお仕事です。
しかし、みなさんもお茶するときの世間話って「相談事や愚痴」が多くないですか?
まさしくそれを聞きながらお話をする機会が多いんです。
今回も楽しい催事でしたが、言いたいことがいろいろあるようです。
・健康のこと
・ご家庭のお話
・お友達のこと
・普段の飲み物
・生まれや歳
・趣味やうんちく
意外と愚痴は少なかったですね。
その中で強く印象に残ったのは、先日お伝えした「老人ホームから来たおばあちゃん」と「毎日手をつないでお風呂に来るおじいちゃんとおばあちゃんです」
ボクが通うジムはスパ&フィットネスなので温泉設備が充実していて「お風呂会員」と呼ばれる運動しない人もたくさんいます。
ひと月5000円ですから、スーパー銭湯より格段に安いです。
静岡、千葉、埼玉、広島とあり、出張の時はそちらのジムでお世話になります。
さて、手をつなぎお風呂に来る高齢のご夫婦はとても小さく、2人とも150㎝くらいです。
おじいちゃんは髪もまばらで80過ぎ、物静かでほとんどしゃべらない代わりに笑顔がすごくいい方です。
おばあちゃんは白い御髪でしゃんとして品のある方でした。
毎日、まるで冬のような厚着をしてゆっくりと歩いてきます。
嬉しそうに笑いながら歩くその姿は、ものすごくステキでいい雰囲気なんですよ。
「こんばんは!今日も仲がおよろしいですねぇ」
毎日声を掛けました。
必ずおじいちゃんが恥ずかしそうに手を上げるのが印象的です。
毎日ですから6日間のうち6日間お会いしました。
ボクが販売している場所の横に休憩所がありそこで必ずおじいちゃんが先に来て座ります。
お風呂上がりですから、すかさず冷たいお茶を持っていきます。
それから5分後におばあちゃんが来ます。
すかさず、温かいお茶をおじいちゃんに、冷たいお茶をおばあちゃんに渡します。
そして2杯目の温かいお茶をおばあちゃんが飲んだら帰ります。
最終日、今日も手をつないできました。
いつものようにおじいちゃんが先に、おばあちゃんが後に見えました。
お茶を手渡すとおばあちゃんが言いました。
「いつまでやってるの?」
「今日までです、お世話になりました」
「なぁ~んだ、寂しくなるわねぇ」
「すいません、ボクも残念です」
「そう、じゃあ最後ならお茶をいただくわ」
「一キロちょうだい!」
「えっ?」
「1キロよ、ないの?」
「いやありますけど、そんな買い方する方いなくて」
「そうなの?」
「1キロくらい買わないとすぐに無くなっちゃうから」
「この人、お茶にうるさくてね」
「毎朝、毎食、必ず熱いのを飲むのよ」
「淹れたてじゃないと飲まないし、淹れ方が悪いと一口で飲まない」
「困るのよね~(笑)」
「毎日あなたのお茶を黙って飲んでたからめずらしいと思ってね」
「おいしかったの?」
おじいちゃんはうなずいてくれました。
【最初に聞いてたらスゴイプレッシャー(*´з`)】
「毎日二人でお茶を飲んで、粗末だけどご飯を食べて、歩いて、お風呂に来て帰るのが日課なの」
「それだけで毎日充分楽しいわ」
「ねっ?」
おじいちゃんはうれしそうにうなずきました。
ステキすぎる!
ボクはあまりの言葉に胸を打たれました。
今回の試飲販売はまたひとつ勉強させてもらいました。
しびれるご夫婦に乾杯です!ヽ(^。^)ノ
今日のお話はここまでです。
あなたの今日がステキな一日でありますように!
チャバティ64でした。