生きてて良かった!- 茶 葉 tea’s -

〇〇〇?そいつに自由はあるのかい?

エラそうにするんじゃない!エリートだって?はたしてどうかな?

こんにちは、チャバティ64です。

 

 

ボクは人と話をするのが好きです。

老若男女問いません。

大抵の話題にはついて行けます。

 

なぜかって?

人と話をするのが好きだからです。 

 

仕事は、いい香りのするお茶の販売員をしています。

BASEで「お茶の葉園」(あいばえん)

というショップを趣味で運営しています。

よろしくお願いします。

 

今日は昨日と違うもう一本のお話です。

 

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(偉い人は運転手付き、エラそうな人は運転荒い)

 

ボクの友人のお話です。

その友人は営業で保険の勧誘をしています。

少し変わった保険で「少額の積み立て?で、死亡時に葬儀代金が受け取れる」というものでした。

 

最近は同じようなものもCMでやってますね。

当時はまだCMなどなく認知度の低い保険でした。

まだ先駆けのようなものでしたね。

 

しかし、自分の臨終のときは家族に迷惑を掛けたくないと思うのが親心です。

まして、お金の心配はさせたくないでしょう。

年金暮らしのおふくろも、よく言います。

 

遺産でもめるのもどうかと思いますが、それは贅沢な悩みなのかも知れません。

子供たちが家を離れ、高齢の夫婦や、お一人の方は大勢みえます。

お年寄りにしてみれば「最期くらい」と思うんでしょうね。

 

友人に聞いたら「掛け金も安いし、意外と需要がある」そうです。

ただ「話が長いのが困りもの」で、いかに普段話を聞いてくれる人がいないかがわかると言ってました。

 

なんだか、寂しいですね。

 

そんな中、困った話がありました。

 

先月、加入したばかりのおばあちゃんが「解約する」と言って来たそうです。

詳しく話を聞いたら「息子に怒られた」というのです。

おばあちゃん自慢の息子さんで、さんざん話を聞かされていた友人は首をかしげました。

 

どうやらご家族に内緒で入ったようなんです。

 

しかし、死亡時に葬儀代金が出るわけですから、家族に内緒では困ります。

そのため、家族の同意の欄があるのですが、おばあちゃんは自分でかき込んだようなのです。

証券があれば「わかるだろう」と思ったそうです。

 

仕方がないので友人は、そのお宅にお伺いする約束をしました。

おばあちゃんが、息子さん立ち合いで解約するように言われていたからです。

 

当日訪ねると、いきなり息子さんに、

「年寄りをダマして歩いてるのか?」と言われたそうです。

 

友人はすぐに言いかえしました。

「ダマすなんて...そんなことはしていません」

 

息子さんもたたみかけます。

「年寄りが、一人で家にいる時を狙って勧誘してるんだろ?」 

「それをダマすって言うんじゃないのか?」

 

「いや、結果としてそういう時にお邪魔することもあります」

「しかし、ダマすなんてそんなことは...」

「それに、ご家族の承諾欄もあるのでご了承済みかと思いました」

 

「こんなもん了承するわけないだろ!」

「うちにはこんなもん必要ないんだよ」

「オレが働いてるとこ知ってるか?」

 

「〇〇〇(某メガバンク)だぞ!」

「東京の〇〇支店の課長だ」

「おまえらとは年収が違うんだよ!」

「みっともない真似しなくていい」

「だから、おふくろに怒ったんだ!」

 

「おまえどこの大学出てる?」

 

「すいません、わたしは高卒です」

 

「高卒で〇〇〇卒のオレに何かを言うな!」

「返事だけして、サッサと解約してくれれりゃいいんだよ」

 

友人は困りました。

ここで解約すれば、自分がやってきた道を否定しかねません。

しかも、みっともないとはどういうことでしょう。

 

「少しだけお待ちいただいてもイイですか?」

 

そう言って玄関を出て、上司のところへ電話しました。

上司は内容を聞いて、一度帰って来るように言いましたが、帰れそうな雰囲気ではないことを伝えました。

上司は「わかった」と一言いい、少し時間稼ぎをするように言われました。

友人は解約の説明を長くすることにしました。

 

「話が長いんだよ」

「早く、解約書類だせよ!」

 

「そうは言いましても手続きがございまして」

「いいかげんなものでは無いので解約にもそれなりに手間がかかるんです」

「それから解約してしまうと、一年間は入れませんから慎重に行わないといけないんです」

 

「二度と入ることはないからいいんだよ」

「さっさとやってくれないかなあ、イライラする」

 

友人は最後に一言、おばあちゃんに「本当にいいのか」を尋ねました。

するとおばあちゃんは「最期に面倒かけるからお金だけは自分で用意しておきたい」と言いました。

しかし、息子さんは「おふくろ~いい加減にしてくれよ、こんなもん騙されてんだからさ~」と止まりません。

 

すると、息子さんの携帯に電話がありました。

 

「ハイ、〇〇です、お疲れ様です」

「ハイ・・ハイ・・・」と言いながら廊下の向こうへ行きました。

小声で何か話しています。

 

立ち合いがいなくなったんですが、これ以上待ってもしかたないため最後のハンコをおばあちゃんに押してもらいました。

これで解約完了です。

 

息子さんに挨拶してから帰るつもりで待っていました。

 

すると、息子さんが来て突然、廊下で土下座しました。

「すいませんでした!いや、申し訳ございませんでした!」

「もしよろしければ、先ほどの保険これからもお願いしたいのですがいかがでしょう?」

 

友人は何が起こったのか、わかりませんでした。

「いや、うれしいんですが、先ほど解約が終了しましたので一年後でしたらご加入いただけますが…」

 

今度は息子さんが食い下がります。

「そこを何とかお願い出来ませんか?」

 

実際には書類上だけの解約で手続きはしていません。

いかようにでも出来るのですが友人はイジワルをしました。

「お母様の名前では解約してしまったので、息子さんのお名前で入ることは可能ですか?」

 

「可能です、可能です、今すぐ書きます、書類下さい」

すぐに書類を渡しました。

 

すると自分の携帯に、上司から電話がありました。

「少し失礼します」

そう言って再度玄関から出ました。

 

「お疲れ様、どうだ?態度変わったか?」

 

「いや、変わったどころじゃなくて訳が分かりません」

「いま、自分が入るって書類書いてますよ」

 

「そうか、それならよかった」

「実はな、そのメガバンクうちの口座の引き落としのメインなんだ」

「ちょっと本部に言ったら、スゴイことになってたぞ」

「支店長が、その息子さんの大学の先輩らしくてカンカンに怒ってたらしいよ」

 

「そうなんですね、ありがとうございました!」

 

結局、息子さんが加入したそうです。

 

人生どこでなにがあるかわかりません。

「エラそうにするな!」

肝に銘じましょう(笑)

 

 

今日のお話はここまでです。

あなたの今日がステキな一日でありますように!

チャバティ64でした。

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