生きてて良かった!- 茶 葉 tea’s -

〇〇〇?そいつに自由はあるのかい?

アメリカ人を納得させろ!【お茶の温度はなぜぬるい?】

こんにちは、チャバティ64です。

 

 

昨日も「たまにはお茶屋さんらしい記事も書かないといけない」と言いながら読み返したら「お茶関係なかったじゃん」という声がさらに強くなっていました(笑)

今日こそ、タイトルに嘘偽りなしです。

「なるほど~!」と、相槌を打っていただけること間違いなし!

 

最終話です。

 

仕事はいい香りのするお茶の販売員をしています。

BASEショップで「お茶の葉園」(あいばえん)

というネットショップも趣味で運営しています。

よろしくお願いします。

 

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お茶の体験できます(#^.^#)
 

 

 

さて、アメリカの方がやっかいでした(失礼)

秘密道具「翻訳こんにゃく~」を持っているわけもなく、ボクの携帯の翻訳ソフトで会話を始めました。

 

 

「苦くない緑茶を探しています」

「友達が緑茶が大好きなのです」

アメリカに送ってあげたい」

 

今日の翻訳ソフトは冴えていました(笑)

 

なるほどそれではこれにしようかな?

「100g1000円」の少し良いお茶をおススメするとともに、まずは試飲してもらうことにしました。

 

いいお茶程、冷ましたお湯で淹れた方がいいと言いますが、そこはお茶ですからぬるいと美味しくないという方も多いです。

個人的には極端にぬるいのは「抹茶と玉露」くらいのもので、それ以外はやはり70度くらいは欲しいですね。

湯飲みが冷えてると10度くらい下がりますから、先に温めておくといいですよ。

 

お茶は温度によって成分の反応が違うため、それを理解すると2倍楽しめます。

ザックリ言うと温度が高いと渋くなりやすく、低いと甘味が出やすい。

茶葉の量にもよりますが、お試し下さい。

 

お姑さんに「出来る嫁」アピールも出来ます(笑)

 

しかし、お茶は本来自由なものなので量も温度もハッキリ決まっていません。

「茶さじ」じゃ、グラムは計れません。

あくまでも目分量です。

 

そこが「わびさびの精神」なんでしょうね。

ですから、何度も試して一番好みに合った温度や量を体得出来たら一生の財産になりますよ!

 

カテキンだのカフェインだのテアニンだの色々ありますが、個人的にはそんな講釈はどうでもいいと思います。

もっとシンプルに味わうことだけでいいんです。

そうすると最良のくつろぎを与えてくれます。

 

食事の時はぬるめ(70度)に淹れて苦みを抑え、グーッと飲めるようにしておくといいです。

お食事時のお味の邪魔をせず、口の中もさっぱりリセット出来ます。

 

甘いお菓子を楽しむ時は熱め(85度)に淹れて渋みを出しながら、少しずつすすった方がお菓子の甘味を楽しめます。

相乗効果でお茶もお菓子も美味しくなりますね。

 

さ~て、大きく脱線しました(*‘∀‘)

 

話を戻しますと、まずはアメリカの女性に淹れたてのお茶が入った紙コップを手渡しました。

彼女は香りを確かめ、そのお茶を一口飲んで、自分の携帯に向かって話はじめました。

さすがに日本語を話せないだけあって翻訳ソフトを入れていましたね。

 

画面を見ると(要約)

「苦くないし味はいいけど、ぬるいと思う」

「お茶はもっと熱くないといけない」

「友達の家で飲んだ緑茶はもっと熱かったし、熱い方がおいしいと言っていた」

 

しかも、フーフーするジェスチャー付きです。

 

やられた~!(*´Д`)

先にジェスチャーを使われた!

的確にわかるものだっただけに、何かジェラシーを感じました(笑)

 

以前も海外の方にぬるいお茶は嫌いだと言われました。

いま淹れたのは75度程度で、ぬるくないハズなんですが、味噌煮込みうどんのフタを開けたばかりで麺をかきこむタイプの人かな?(絶対ムリ!)

 

頼むぜ!

翻訳そ~ふ~と~

 

「いつも何を飲んでますか....?」

 

「紅茶です」

 

わかりました!

 

しかし、熱いお茶が好きなのにぬるく(けしてぬるくはないけど)淹れることをオススメするということは、なぜ熱々じゃないのか説明しなければいけません。

 

【さっきのジェスチャーのお返しもあるし...】

 

「やられたらやり返す、倍返しだ!」(絶賛放送中!)

 

脳裏に堺雅人さんが駆け抜けて行きました。

(半沢ファンの方ごめんなさい)

 

ボクは奥から湯飲みとティーカップを出しました。

それを並べて見せながら言いました。

 

「LOOK!(笑)」

あとは翻訳ソフトに任せてっとww!

 

(要約)

これは日本のティーカップで「ゆのみ」と言います。

 

紅茶は熱々のお湯で淹れるので、取っ手付きのティーカップでないと熱くて持てません。

手元までは皿ごと持ったりしますよね。

上品に見えてステキです。

 

日本の緑茶は、ゆのみを使います。

これを大切に持ち、お皿の代わりに手を下に添えて飲みます。

ほら、上品に見えるでしょ?

淹れてくれた方に感謝を伝えながら飲むのです。

 

熱々のお湯ではこうやって飲むことが出来ません。

なぜなら、手でつかむには熱すぎるのです。

あくまでも手に持てる温度で淹れないといけないのです。

 

これが日本の文化なんです。

(番茶用に耳がついた湯飲みとかもあります)

 

お客様をヤケドさせないように、心をこめて淹れる。

そのために作られたのがこのお茶なんです。

 

「あなたが持っている紙コップのお茶と同じです」

 

たっぷりジェスチャーを加え(当社比2倍)お茶も一緒に三杯のみながら説明しました。

日中じゃ、こうは行きません。

 

「わかっていただけましたか?」

 

彼女は満面の笑みで携帯を見せてくれました。

そこに書いてあったのは...

 

「今日はいい日です」

「とてもよくわかりました」

「日本の文化ごとアメリカの友達に送ります」

 

「手紙を書くためにメモをとるので、もう一度はじめから教えて下さい」

 

 

え~っ!


わかりましたよ~┐(´д`)┌

 

ネッ、楽しいでしょ!

 

 

 

本稿は先人に感謝を込めた独自の解釈です。

お叱りはご遠慮くださいm( _ _ )m 

 

今日のお話はここまでです。

あなたの今日がステキな一日でありますように!

チャバティ64でした。

 

 

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