好きな街と場所番外編【大阪】「儲かりまっか?」「ぼちぼちでんなぁ」
こんにちは、チャバティ64です。
暑いですね~!
夏は冷茶と冷やし茶漬けで、お腹を冷やしっぱなし!
最近、お腹を壊し気味です...orz(あたりまえ)
しかし、ヤセませんねぇ~。
こんなに汗をかいて動いてもヤセないってことは...
その分、食べてるってことでしょうね?(自覚なし)
仕事は、いい香りのするお茶の販売員をしています。
BASEショップで「お茶の愛葉園」(あいばえん)
という、ネットショップを趣味で運営しています。
よろしくお願いします。
今日は久しぶりに長文です。
コード№6 大阪(場所じゃない)
特徴 不思議とウマが合う
場所 全般的に好き
ボクは出張が多いのですが、特に思い入れが強いのが「大阪」です。
兄貴やオヤジという人がたくさんいます。
言っておきますが、けして闇営業関連ではありません。
兄貴は自分の年代より少し上の社長さん。
オヤジは年配の社長さんです。
どちらにも大変可愛がってもらっています。
「可愛がる」と言っても相撲部屋とは違い本当に良くしてもらっています。
大阪と言えばたくさんの大きな会社の本社があり、皆が知る社長さんも多いと思います。
ボクが一番尊敬する「安藤百福先生」も大阪です。
そんな偉人を輩出する大阪ですが、営業がうまくいって可愛がってもらえるようになったのはたまたま言った言葉が「松下幸之助先生」の言葉だったからなんです。
正直あとで聞いてものすごく驚きました。
勝手ながら、とても光栄なことです。
良く聞く話で関西の方は「儲かりまっか?」「ぼちぼちでんなぁ」というのがあいさつ代わりだと言います。
それだけ商売が根付いているという、たとえだと思います。
実際に言っているのかどうかはわかりません。
ある日、知り合いから業者会の会合に誘われ、出席できることになりました。
まぁ、飲み会なんですがお付き合いも大切ですからね。
その時に、となりに「おじいちゃん社長」が座っていました。
なかなか目の座った強面風の方で、話しづらい感じなのでしょうがボクはそんなこと微塵も気にしません。
会合中、あちこちに挨拶しながら、となりのおじいちゃん社長と話続け、次回会社に遊びに行く約束をしました。
こういう場合、間を開けるのはNGです。
とくに関西は「今日はええ天気ですね」くらいのネタで電話するぐらいでいいんです。
(勝手な解釈です)
翌日、昨日のお礼も兼ねて電話しました。
まだ、大阪にいたので「今から遊びに行ってもいいか」を、訪ねたら「いいよ」という返事だったので、お昼時間をさけ、1時半くらいに名刺の住所(難波)に行きました。
すると社長は店先で作業していました。
「こんにちは、昨日はありがとうございました」
「すいません、突然おしかけてしまって...」
「おう、おまえメシ食うたんか?」
「ハイ、食べて来ました」
「ほうか、ほなもう一回いこか?」
「わかりました、ご馳走になります」
「はっはっはー、ほうか、ご馳走したるわ」
そう言われて近所の喫茶店のようなところへ歩いて行き、お昼の定食をいただきました。
その日は「サバ定食」でした。
普段、二回お昼を食べることはありませんが、別段何も問題なく、社長より早く食べ終わりました。
基本、サバ、サンマ、ホッケなどは骨も食べるのでお皿は真っ白です。
社長が言いました。
「おまえ、腹減っとったんちゃうの?」
「いや、二度目です、ちなみに一度目は〇〇〇で食べてきました」
「ホンマか?よう喰うな~」
「よっしゃ、コーヒー行こか?」
【ここ喫茶店じゃ...?】
しばらく歩くかと思えば、隣のお店でした。
近所付き合いを大切にしているんですね。
「ホット2つ」
すぐにコーヒーがきて、社長が口を付けながらいいました。
「どないや、おまえんとこ」
「もうかっとんのかいな?」
【キター!これぞ大阪!】
「ハイ、おかげさまで儲けさせてもらってます!」
「でも(謙遜して)ここはボチボチって言ったほうがいですか?」
「アホか?なんでそんなとこと付き合わなあかんねん」
「おまえも儲かっとるとこと付き合いたいやろ」
「ボチボチのとこは帰ってもらうんや」
「そやけど、ワシんとこは親戚が同じ商売やっとるで、おまえんとこで、こうたるわけにはいかんのや」
「その代わり言うたらなんやけど、人を紹介したるわ」
「行ってこい!」
コーヒーを飲み終わり、住所を知らされました。
すぐに、ナビに入れアポなし直撃です。
スゴく大きなビル(十三)でした。
受付で商談を申し入れると、奥からヒョウ柄のワンピース(実話です)を着た女性がこちらに来ました。
【うわぁー、派手だなー】
「部長の〇〇です、〇〇会長から電話貰ってますから奥へどうぞ」
【会長?】
その場に3人ほど人がいて、お話を聞いていただけることになりました。
そしてその場で、とんでもない量の契約をいただきました。
あまりの量だったので契約書を交わすことにして、その場を出ました。
車に乗り込み、おじいちゃん社長に電話を入れお礼を言いながら顛末を説明しました。
すると
「ホンマか?そりゃ良かったわ~」
「じゃあ、次や」
「え~っ?」
すぐに次の住所(南吹田)が言い渡されました。
すかさず、向かいました。
次の場所でも「おう、〇〇会長から話聞いとるわ、入れ!」と言われ、契約してくれました。
そしてお礼の電話を入れたら
「ホンマか?そりゃ良かった、じゃあ、次や」
すでにその時、19時半を回っていました。
「社長、時間大丈夫ですか?」
「おう、待っとくように言うとくわ」
そしてすぐに次(寝屋川)へ向かいました。
道路も混んでいて、着いたのが21時頃です。
駅裏で明かりがついていたのですぐにわかりました。
「ごめんください、〇〇社長から...」
「お~ぅ、まっとたでぇ~」
(最後まで言わせてくれない 笑)
「そんな挨拶どうでもいいわ、そんでワシは何を買えばいいんや?」
【えっ?内容聞いてない?】
「おススメは〇〇を〇〇個くらいかと...」
「よっしゃ、ほんなら明日から持ってきて!」
「えっ、明後日からでもよろしいですか?」
「ええよ、急すぎたか?」
「ところであんた〇〇会長エライ褒めとったけど親戚かなんかか?」
【昨日知り合ったとは...言いにくいなぁ】
「〇〇社長はボクの大阪のオヤジみたいなもんです」
「なんやホンマか、あの人はワシにとって兄貴みたいな人やでワシはおじさんか?」
「ハッハッハー」
「〇〇社長ってみんなから会長って呼ばれてますけど、何の会長なんですか?」
「なに言うとるんや、大阪の市場の組合の会長やで、あの人が言うたら断るやつはまずおらんやろな」
「人もええけど、ようしてくれるんや」
「ずっと、ついとかんとあかんぞ」
「ハイ、わかりました」
それから数年後、ボクは体調を崩し退社しました。
しかし、ここに登場した人たちは去年もコーヒーを飲みながら与太話をしました。
今年も11月にお会いする予定です。
ビジネスにはまったく関係なくなりましたが、毎年訪ねています。
なんてったってオヤジに兄貴ですから。
今日のお話はここまでです。
あなたの今日がステキな一日でありますように!
チャバティ64でした。