10連休って本当に取れてる?
こんにちは、チャバティ64です。
今日は八十八夜です。
お茶の収穫やイベントがあちこちで行われています。
天空の茶園と呼ばれる静岡川根山手は今日から摘み取りです。
傾斜もきついし、地味でつまらないけど、やりがいのある仕事です。
朝から暑いですね~。
仕事は、いい香りのするお茶の販売員をしています。
BASEで「お茶の愛葉園」(あいばえん)
というショップを趣味で運営しています。
よろしくお願いします。
さて今日は「今週のお題」GW10連休についてです。
(天空の茶園? 笑)
みなさんの中で、10連休を丸々取れている方っているんでしょうか?
不思議なことにボクの周りでは、10連休の人がいません。
職種はまちまちですが、長い人で9連休(おしい!)です。
途中に一回出勤して前後に4連休なんて人もいます。
我が家では、
かみさんは8連休、
上の息子は8連休、
下の息子は9連休目に夜勤スタート、
ボクには休みは無く、むしろめちゃくちゃ忙しいです(泣)
お茶に携われば、5月の連休は年間を通して一番忙しいときです。
「GWなんてなければいいのに...」
なんてことにはなりません。
静岡の茶農家さんは、地方に散らばっている親族は、皆帰ってきて茶畑を手伝う教育がなされているんですね。
家業ともいうのでしょうか?
かみさんの家でもそのような習慣がありました。
結婚したころ、5月の連休にどこかいこうか?と計画を立てようとしたら「茶畑があるから実家にいくよ」と取り付くしまもなく、連休全てを費やしお茶摘みをしました。
ボクは鹿児島生まれの岐阜育ちで、そもそもが静岡とはなんのゆかりもなく、また茶摘みなどはしたことがありませんでした。
岐阜の田舎では、緑茶を飲む習慣もなく、なじみもありませんでした。
そこで、婿いびりがあるわけです。
じいじが腰にカゴを二つ付けてくれました。
それから、すごく大きなカゴを背負わされました。
「さぁ、いくぞ!」
じいじは茶畑の王者です。
「はい!」
ボクはすなおに後ろをついて行きました。
そして、摘み取り方を教わりました。
ボクはカゴが二個付いていたので、両手で摘み取りました。
すると「摘み取り方が悪い」と指導を受けました。
片手で丁寧に摘み取るように言われ、そのようにやっていると今後は「遅い」と指導を受けました。
みんなが摘み取ったカゴの茶葉は、どんどんボクの背中にしょった大きなカゴに入れられていきます。
傾斜がきついので、後ろに転びそうになりながら中腰で摘み取ります。
今でこそ、筋トレ好きで足腰は鍛えていますが、30才ほど若い頃は今より40キロほど軽く(事実です 笑)かなりきつかった覚えがあります。
終わると、皆でビールを飲み、お酒の弱いボクはずいぶん苦労しました。
心の中で「えらいとこのを嫁にもらってしまった」と思ったものです。
おもしろいもので、連休が明け、定常運転に戻るとそんなことは忘れてしまいます。
そして翌年も、そのまた翌年も、茶摘みに行くのです。
そして数年前じいじが亡くなりました。
亡くなる前日まで茶畑を気にしていました。
もうあの頃のシゴキはありませんでしたが、
もっと一緒に茶摘みがしたかったです。
もっと一緒にお酒を飲みたかった。
もっと一緒に話したかった。
唯一のオヤジだったのに...
茶摘みのシーズンになると強く思い出します。
今日のお話はここまでです。
あなたの今日がステキな一日でありますように!
チャバティ64でした。