バセドウ病という病気について パート2
こんにちは、チャバティ64です。
今日は、昨日の続きです。
なぜ、こんな病気の話を書こうかと思ったかというと、先日「堀ちえみさん」が舌癌を公表され手術しましたね。
はっきりと症状を伝え、ステージ4に立ち向かう勇気と手術方法まで公開されました。
本当に包み隠さず、リュウマチのクスリの副作用で口内炎と勘違いしたとか、切除した舌に、モモの筋肉を移植するなど知らないことを丁寧に教えてくれたのです。
ただでさえ辛いときに、ものすごく勇気のいることでしょう。
しかし、これを聞いて心当たりのある人は、すぐに検診に行ったのではないでしょうか?
思い込みをすべて否定してくださったのです。
自国開催のオリンピック前に本当に気の毒なことです。
選手の前に18歳の女の子であり、無理せず焦らず治療してほしいです。
しかし、彼女が公表したことで、骨髄移植のドナー登録者がずいぶんと増えたというニュースを見ました。
有名人が公表することは、同じ病にいる人たちにとっても、尊いことだと痛感しました。
普通なら「そっとしておいて」ってなりますよね。
ただただ、尊敬と感謝をするばかりです。
ボクは、大きな病気を3回経験しました。
少しでも、初期症状や副作用、経過などをお伝えできればと思い書くことにしました。
お心当たりのあるかたはとにかく検診をおススメします。
今日もそんなお話です。
(天女飛来中です)
さて、どうしたものか?
明らかにおかしいことがわかりました。
「不整脈ってなんだ?」から始まります。
近所の医者に行きますがよくわかりません。
お医者さんのキメ台詞はこうです。
「ストレスかもしれませんから、しばらく様子を見ましょう」
【なんの様子を見るつもりだ?】
地元の病院に行きますがよくわかりません。
病院長のキメ台詞はこうです。
「症状が出てないからわかりません、しばらく様子を見ましょう」
【もっと調べてくれよ!】
心臓の専門医に「ハートセンター」というところがあるのを聞きました。
早速、家から車で一時間かけて行きました。
2日に渡り、機械を取り付けたまま仕事にいきました。
センター長のセリフはこうです。
「心臓のレントゲン検査、心電図を2日間しましたが異常ありませんでした」
「しかし、患者さんが『異常がある』というのに、見つけられないなんて納得できない」
「もう少しだけ検査させてくれませんか?」
【キターこれだよ!これ~!】
当日、血液検査を追加して結果が出るのが数日後です。
結果からいうと、意外とあっさり見つかりました。
センター長曰く「思った通り、バセドウです」
血液検査でも追加しないと出ない項目で、ホルモン分泌量が異常に多い。
聞きなれないTSHという数値が激減しており、結果を示していました。
※TSH ホルモンを作るように甲状腺に指示を出す物質。
この場合、出すぎているので指示をしていないため数値が激減する。
「この病気は女性に多く、歴史のあるいいクスリもあります」
「しかし、残念ながら当ハートセンターでは治療できません」
「国立大学の内分泌代謝課の先生に紹介状を書きます」
とセンター長が紹介してくれました。
次に向かったのが内分泌代謝課です。
治療方法は3つありました。
ひとつは「薬物治療」
二つ目は「手術で甲状腺をとる」
三つめは「アイソトープ療法(後述)」
クスリは飲み続ける手間がありますが、簡単です。
手術は、甲状腺を切り取るのでホルモンを作れなくなった分をクスリで補うというもので、結局クスリを飲みます。
(こちらにアイソトープ治療を少し書きました)
結果として「メルカゾール」というバセドウの特効薬といえるクスリを処方してもらいました。
よく効くクスリで、副作用も少なく多くの患者さんが使っているとのことでした。
ひとつだけ厳しい副作用の説明をうけましたが、確率はとても低いとのことです。
期待に胸を膨らませ飲み始めて一週間、不整脈も無くなり、大げさではなく、まるで20代に戻ったように体が軽く、今にも空を飛べるような爽快な気分になりました。
しかし、二週間目に悪夢が襲います。
朝起きようとしたら突然の頭痛!
今までに経験したことのない激しい頭痛です。
二日酔いや、風邪など比べ物になりません。
まるで、頭が内部から破裂しそうです。
仕事に行こうと起きようとしましたが、起き上がれません。
次男が布団の上に乗ってきました。
「おかあさんに言って、お父さん今日会社休むって」
「え~っ?」
家族中がビックリしました。
いままで、休みに会社に行くことはあっても、仕事の日に会社を休んだことが一度も無かったからです。
「大丈夫、大丈夫?」
かみさん、長男も深刻さに気付いたようです。
今日のお話はここまでです。
あなたの日々がステキな一日でありますように!
チャバティ64でした。