バセドウ病という病気について パート3
こんにちは、チャバティ64です。
今日で最終話、ちょっと長文です。
まさか、三部作になるとは思ってもいませんでした。
仕事はいい香りのするお茶の販売員をしています。
BASEで「お茶の愛葉園」というショップを趣味で運営しています。
よかったらお立ち寄りください。
さて、突然の入院を余儀なくされる不安。
回復に向かうためにはどうしたらよいのか?
自分では何もできない他人任せの焦りにも似た感情。
最終話です(もちろんノンフィクションです!)
(あぁ~気持ちのいい日)
それから少し寝て、9:00に内分泌代謝課に連絡しました。
先生は当直でも携帯から電話をくれました。
「どこでもいいから、すぐに血液検査の出来る病院へ行って白血球の数を調べてもらってくれ、いますぐだ!」
いつもの柔和な先生から想像もつかない早口で強く言われました。
すぐに近隣の病院に行きましたが、どこも当日に結果が出ないところばかりでした。
仕方がないので、少し離れていましたがドクターヘリを持つ大きな病院に行きました。
そして、一時間程で血液検査の結果が出ました。
「白血球がない!」即入院です。
着替えも、なんの用意もしていないのにマスクを付けられ、さらに、車いすに乗せられ病室に連れていかれました。
入った病室は一人部屋ですが、大部屋くらいの広さで、バス、トイレ、洗面、エアーカーテン付きです。
ベッドも大き目でカーテンは電動、鏡台、応接セットまである病室でした。
【なんて贅沢な病室だろう】
ものすごく驚きました。
すぐに先生が現れ、説明を受けました。
表情は暗く「敗血症にかかっていれば一週間くらいしかもたない」という衝撃の言葉をうけました。
たしかに、最初のアンケートのような紙に「本人に告知」というところに丸を付けたけど、ダイレクトすぎない?
驚きましたが、このころには頭痛も収まっていたので、しばらく寝ることにしました(笑)
【あとは天に運をまかせるしかないなぁ】
【かみさんになんて言おうかな?】
少しだけ死を覚悟して2日目、白血球が戻り始めました。
三日目に規定値を上回り、回復の見込みを得て、一週間でありがたいことに、自分の足で退院できました。
運がよかったです!
さて、これでクスリによる治療は出来なくなりました。
お薬手帳には「禁忌 メルカゾール」と書かれていました。
あんなに、元気をくれたクスリなのに残念です。
仕方がないので大学病院に転院し、アイソトープ治療を行うことにしました。
(普段温厚なボクですが... アイソトープ載ってます)
これは、放射線ヨウ素131をカプセルに入れ飲み込むことにより、甲状腺に集まる特性を利用して甲状腺の細胞を破壊するというものです。
破壊する細胞の数をうまく調整出来ればクスリを飲まなくても普通に生活できますが、弱いと再度やり直し、強いと低下症になり、一生クスリを飲み続けなくてはいけないという少々博打要素を勝手に感じてしまう治療法です。
結果から言うと、一回目で弱く、再治療をして強すぎて低下症になり、結局、クスリを飲み続けるというこれまた、ドラマなんかでよくある、お約束的な悲劇が待っていました(笑)
もう笑っちゃうしかないでしょう。
先生が、一生懸命治療してくださった結果ですから、もちろん素直に受け入れました。
しかし、こんなのは「クスリだと思うからダメ」なんですよ。
「健康にいいサプリメント」だと思えば、毎日欠かさず続けられますね(笑)
プロテインやビタミン剤と一緒です。
調剤薬局さんを「世田谷自然やずや」と勝手に名付け通うことにしました(笑)
現代人のサガというかポジテブも、ここまでくると天晴(あっぱれ)でしょ!
そして、クスリを飲みながらいまも元気に生活しています。
しかし、ここに至るまでの過程で、この治療(アイソトープ)からすぐに低下症が始まったわけではなく、徐々に甲状腺機能が失われていったんですね。
治療から一年半後、運悪く通院が終わった頃、また不整脈(背中のスーッとする寒さで気づいた)が訪れます。
妙にテンションが上がらず、元気も出ない。
おかしいと思い、内分泌代謝課へ診察をお願いしようと電話しました。
看護師さんに「先生にお繋ぎしてほしい」と申し出ても「それは出来ない」の一点張り。
それならば「診察をお願いしたい」と言えば「地域医療(町医者)に行って紹介状をもらってから」の一点張り。
「不整脈がある」との訴えには「検査もせずに不整脈かどうか素人にはわからない」との一点張り。
看護師さんそりゃないよ。
クスリを飲まないとホルモンが作られず、段々と低血圧や心拍数の低下が訪れます。
最後にはもちろん、残念な結果となるでしょう。
症状としては、テンションがものすごく下がる感じでしょうか?
意味もなく元気がない。
しかしまた、カルテもない地域医療で「たらい回し」も困るので、多少費用が掛かっても仕方がないと思い、この病院に「ダイレクトアタック」を敢行しました。
お医者さんというのはおもしろいもので以前病院の部長さんに聞いたのですが「病院の敷地内に来て、診察を希望する人間を追い返すことは出来ない」という決まりがあるそうです。
そのため、診察をするしかないのです。
初診料という名目で3000~5000円お支払いしないといけないですけどね。
しかし、地域医療分を考えたら、お釣りがきますよ。
前回、たらい回し代が二万円越えてましたからね(笑)
そして、無事に?「低下症」が確認できクスリを処方されました。
かれこれ長く飲んでいますが、飲みやすく飽きの来ないお味で助かっています(笑)
実は、健康な人が飲むと代謝があがり、すごくヤセるそうです。
ボクはバランスを取っているだけなのでやせることはありませんが…orz
さて、バセドウという病気をご紹介しました。
どんな体調の不具合でも、何かあれば受診してくださいね。
「仕事がいそがしい?」
仕事なんかもっとも後回しにしていい案件です。
なにか悪くなれば、永遠に仕事にも行けなくなるんですから。
その時にはあなたの代わりを誰か努めてますよ。
世界のトヨタだって社長は変わるんですから。
この世で一番大切なのは健康でいられる時間です。
お金でも仕事でもありません。
病気が見つかれば早期発見!
見つからなければ胸を張って気兼ねなく暮らせます。
すべてはあなたの行動次第です!
お大事に~!
今日のお話はここまでです。
次は胆石編か小説か迷っています。
あなたの日々がステキな一日でありますように!
チャバティ64でした。