商品の価値と掛け率について
こんにちは、チャバティ64です。
仕事はお茶の販売をしています。
BASEで「お茶の愛葉園」(あいばえん)
というショップを趣味で運営しています。
よろしくお願いします。
久しぶりに音楽を聴きながら描いています。
本日は「あいみょん」の「君はロックを聴かない」からスタートです。
「ボクはロックも聴く」し、いい歌には、いい年したおじさんでも引かれるのです。
毎年見ますが、今年の紅白は楽しみが増えました。
(この茶畑は毎年傾斜がきつくなっています 笑)
急に冷え込んできたら11月だったと思い一年たつ早さを痛感しました。
今年は何をやっていたのか分からない内に終わってしまいそうです。
さて、先日商談に行ったら、ずいぶんと厳しいお話をされる方がみえました。
厳しいのは「掛け率」のことです。
企業が儲けるためには当然利益が必要ですが、これを求めすぎると足元をすくわれてしまいます。
安く仕入れ高く売る。
簡単なことではありません。
例えばボクが扱うお茶なんかは、ものすごくそういうものが多いのも事実です。
「仕入れた時期」「茶葉の特性」「茶葉の収穫方法」「栽培方法」「品種」「産地」「部位」「作り手」など多岐に渡りますが、価格がまったく違います。
「安いものもあれば高いものもある」
農産物の宿命ですが、そこには当然のごとく理由があるのです。
うまく安く仕入れたからといって、それを高く売れば消費者も業者さんもついてきません。
最終的には味で判断されるからです。
それでは、安く仕入れたものを安く売ればどうかということですが、それは大手さんが得意としていて、規模が違いますから、とても価格競争に勝てるわけがありません。
それも普通のことで、小さいところが生き残ることを考えれば、他社との差別化を優先しなければいけないと思います。
ボクが扱うお茶商材は「ミシュラン三ツ星獲得店や超がつく高級旅館に納入している商品」ですが、やはり茶葉の原価(農家さんからの仕入れ)から違います。
日本三大銘茶に数えられる静岡川根産(あとの2産地は京都宇治、埼玉狭山)であることはもちろんですが、それを、50年来の熟練茶師が火入れや仕上げの妙を尽くし、作り上げるまさに一品でなくてはお客様は納得しません。
また、一流店は仕入れるものも一流でなければいけないため、仕入れの予算よりも顧客の満足を求め、新しい商品を常に探しています。
また、お出しするお茶も現在の主流であるものとは違い、淹れ方にも熟練の技があって成立するものでもあります。
高級店ならではのこだわりと質がそこにあります。
また、顧客も一流店に求めるものはそういうものです。
その中にあって、何十年と変わらぬご愛顧をいただけるのはひとえに、真摯に取り組んでいることの評価であると思っています。
「良い茶葉を仕入れ、おいしいお茶に仕上げる」
大変難しいことですが、失くしたくない伝統的なものだと思います。
急須でお茶を飲む方は少なくなりました。
ボクは商談の時にセットを持込み飲みながらお話するスタンスですが、リラックスして効果絶大です。
今年度は4000億以上の売り上げを持つ大手企業3社様からご契約をいただきました。
真摯に取り組んだ結果だと自負したいところですが、こればっかりは「良い産地と良い茶師が良い仕事をしてくれた結果」だと思っています。
ペットボトル派のみなさん!
「急須で飲むお茶(緑茶・紅茶)おいしいですよ!」
まずはティーバッグから始めましょう。
大切なあの人と大切な時間を過ごしてくださいね!
今日のお話はここまでです。
あなたの今日がステキな一日でありますように!
チャバティ64でした。