「納豆」激闘編 好き嫌いはキライ、なんだか負けた気がする!
こんにちは、チャバティ64です。
今週のお題が「納豆」でしたので過去記事を投稿したいと思います。
ほぼ読まれていないフレッシュな記事ですww
あ~悲しい。
仕事はお茶の販売をしています。
BASEの「お茶の愛葉園」(あいばえん)
というショップを趣味で運営しています。
よろしくお願いします。
本日は、社会人になるまで見たことのないメジャー食材3品。
「納豆」「牛肉」「マグロ」です。
単純におふくろが嫌いで食卓に並ばないだけの家庭環境のなせる業ではありますが、今思っても不思議ですね。
昔の話ですから笑ってあげてください。
(バランスを考えた糖質もありの減量食、マジヤセです。かみさんに感謝!)
今は「どれも」大好きです。
しかし、初めから好きだったわけではありません。
特に印象深かったのは「納豆」です。
克服するまでに、すごく時間がかかりました。
さて、好き嫌いは絶対に許せないボクは「どうやって納豆を克服したのか?」
「どうしても納豆を食べたい!」ちびっ子にはぜひチャレンジしてもらいたいです(笑)
18の頃、名前は知っていても、見たこともない食品ですからどんなものかも知りません。
会社の食堂で朝ご飯を食べようと思い、列に並んでいると皆が「納豆」を取っていることに気付きました。
当時、ワンパック20円で生卵と同じ価格です。
小さい頃から玉子が大好きで、会社に入ってからは、ほぼ毎日玉子かけごはんでした。
ごはんと生玉子と味噌汁を取り、席を探すと仲の良い先輩が一人で食べていました。
「おはようございます、前いいっすか?」
「おう、おはよう、そんなん聞かんでええよ!」
席に座り先輩を見ると噂の納豆の空きパックがありました。
先輩は、ごはんの上にかけて半分くらい食べたようで箸をぐるぐる回していました。
ボクは聞きました「先輩それうまいっすか?」
先輩は答えました「おまえ食ったことないのか?」
「ええ、食べたことないです」
「そうか、おまえはこんなうまいものを食わずして死んでいくのか?」
激しく大げさではあるけれど、なぜかものすごい説得力があって、絶対に明日は食べようと思いながら、その日は玉子かけご飯をおいしくいただきました (笑)
さて、翌日、食堂に行き納豆を買いました。
ご飯に味噌汁、そして「納豆」です。
席に着きドキドキしながら発泡スチロールのパックをオープン!!
「クサイ!なんだか腐ってる!」
すぐに食堂のおばちゃんに持っていき「これ腐ってるから替えて!」といって交換してもらいました。
今となっては本当に笑い話ですが、おばちゃんも「ごめんね~」と言いながら渡すもんだから本人は大真面目です。
再度、オープン!
「あれ、同じだ!」
「おばちゃ~ん勘弁してよぅ」と思い、席を立とうとしたところに、おばちゃんが走ってきて「あんた納豆食べたことないのか?」と大声で大衆にさらされる結果となりました。
「うん、今日が初めて」
ボクがそういうとおばちゃんは「食べ方がわからんかったね」と言い、忙しいのに「カラシや醤油」をかけて混ぜてくれました。
「これをご飯にかけてたべるんよ」そういってボクのごはんにかけてくれました。
「ありがとうおばちゃん!さぁ、かき込むぞ!」
一口目で「クサイ!ギブアップ!」
何度かチャレンジしましたが、ぜんぜん食べられませんでした。
ものの見事に惨敗したボクは、おばちゃんに申し訳ないのと、なぜこんなにもみんなが食べているのかが不思議でたまりませんでした。
どう考えても玉子ごはん最高!
翌日からはまた、玉子かけご飯の日々となりました。
玉子かけご飯のおいしさを再認識したボクは浮気をせず毎日食べていました。
そんな時、朝食を食べていた友人から衝撃的な出会いを見せつけられました。
それは「玉子+納豆」かけご飯です。
夜勤明けだった友人は、朝食ではなく晩御飯だったのですが、納豆に生玉子を入れかき混ぜてからご飯にかける荒業を披露していました。
ボクは友人に「うまいか?」と聞くと「やっぱり夜勤明けはこれが一番やな」と言われました。
栄養価の高い「納豆と玉子」の最強コラボですから、食べたあとは「腕立て伏せ」をしたくなるそうです。(絶対うそ!)
「なるほど、こうやって食べればいいんだ!」
ボクの中で何かがはじけました。
翌日早速リベンジです。
さあ、大好きな玉子に食べられなかった納豆を混ぜ入れご飯にかける。
見た目にもいけそう、今度は自信ありだ!
一口目で「うわぁ~、ギブアップ!」
だめだ~たべられない!
腐ってるよね、これ?
なんでみんな気にならないの?
翌日、また夜勤明けの友人に会いました。
「マネして玉子入れてみたけど食えんかったわ」
そう言う、ボクを見ながら友人は言いました。
「お前、まさか白身は入れてないよな?」
その友人のお椀を見たら、たしかに白身が残されていました。
「なるほど、ボクの勘違いか」
「黄身だけと、醤油をかけるのがミソなんだな?」
味噌ではなく醤油なんですが、もはやなんだかわかりません。
さあ、白身を外し黄身だけを納豆に混ぜ入れご飯にかける。
とろみが無く、糸もあまり引いていないこれならいけそう、今度こそ自信ありだ!
一口目で「変わってねーじゃん、ギブアップ!」
「だめだ~たべられない!」
あんなにおいしい玉子かけご飯も、この「腐った豆」(失礼)が、入るとこうもマズくなるものか?
この時、すでに半年が過ぎていました。
数日後、納豆をあきらめかけたそのとき、別の友人が何やら小袋を開けて納豆にかけていました。近くで見たら、ふりかけの「のりたま」(10円)です。
その友人はとてもヤセていて、食の細い人でした。
向かいに座り玉子を割りながら聞きました。
「なんで納豆にのりたまかけとんの?」
友人は言いました。
「オレ、納豆キライでな、こうしんと食べれんのや」
「えっ?キライなん?」
「そう、でもなカラダにええって聞くし安いしなぁ、なんとか食べとるよ」
そう言って笑う友人が少しカッコよく見えました。
そうなんだキライな人も食べてるんだな。
少し勇気が出てきました。
今まで、色々な食べ方を試しましたがどれもダメでした。
最後のチャンスかもしれません(大げさ?)
翌日、何度目かわかりませんが「納豆」を取りました。
もちろん「のりたま」もです。
さあ、のりたまを納豆に混ぜ入れご飯にかける。
見た目は、もう気にしない、今度で最後だ!
一口目で「あれ?クサくない?」
あんまり糸も引かないし、いけるかも?
食べ進めていっても臭みがあまり気にならず、ふりかけのパリパリ感が納豆のぐにゃぐにゃ感を打ち消し食べやすいことこの上なしです。
おいしいかどうか聞かれれば「さほどおいしくはないけど食べられないことは無い 」と、いうレベルに初めて達することができました。
あとは慣れるだけだと毎日「納豆+ふりかけ」を食べました。
(色々試して、おかかのふりかけがベストマッチ!)
そして半年後に完全に克服し、好きな食べ物となりました。
数え切れないほどのチャレンジをして初めて成功をつかめるんです(大げさ)
ボクは人生の成功者と言っていい「納豆の覇者」になった。
時は流れ、それが功を奏したのかどうかわかりませんが、息子が離乳食を食べてくれないと、かみさんが悩んでいた時、ボクが食べていた納豆ご飯をあげたらペロリと平らげ、納豆は我が家の救世主となりました。
遺伝子に刷り込むことにどうにか間に合っていたようです(笑)
くるくる箸を回すしぐさも子供には楽しいんですね。
いまは家族揃ってくるくる回しています。
今日のお話はここまでです。
あなたの今日がステキな一日でありますように!
チャバティ64でした。