君の菜は...「聞くな!」(笑)
おはようございます、チャバティ64です。
仕事はお茶の販売をしています。
BASEの「お茶の愛葉園」(あいばえん)
というショップを趣味で運営しています。
よろしくお願いします。
昨日に引き続き「正月」のお話です。
なにやら変なタイトルですが...
(タイムスリップを楽しめます)
「お餅キライだった?」と班長の奥さんは言った。
「いえ、大好きです」
ボクは答えました。
驚いたのは味噌汁の中にお餅が潜んでいたからです。
豆腐かと思って箸でつまんだので驚きました。
【なんで、こんなとこに餅が?】
ボクは食べ終わっても違和感がありました。
【これってもしかして?】
「すいません、これって雑煮ですか?」
班長が言いました。
「えっ、なんだと思った?」
一同爆笑です。
長崎の先輩が言いました。
「お前んち、すまし汁のほうか?」
「この辺は味噌だぞ」
「そうなんですね。」
「初めて食べました」
「具沢山なんですね、鶏肉まで入っていて驚きました」
「実家では、葉っぱと餅だけなので...」
よくよく考えれば、よその家で雑煮を食べたのは初めてです。
それから、みんなで実家の雑煮の話をしました。
やはり、いろいろなバリエーションがあって、郷土料理と言えるものだと思いました。
しかし、家で食べていた雑煮に入っている「葉っぱ」の名前はわかりませんでした。
それから、元旦の夕方まで酒が抜けるのを待って帰りました。
とても、いい思い出です。
その日の夜、実家に電話しました。
「明けましておめでとう、今年もよろしくなぁ」
挨拶もそこそこに例の件を聞いてみます。
「なぁ、おかあちゃん、うちの雑煮に入っとる葉っぱってなんや?」
「きくな!」
「はっ?」
意味がわかりません。
「なんでやぁ、聞いてもええやろ」
ボクは食い下がりました。
「だから、きくなや!」
おふくろも譲りません。
【まさか?人に言えない葉っぱか?】
【そこら辺の草か?うちならありえるな】
ボクは勝手な想像をしました。
「今度な、作ってみようと思うんや」
「どうやって作ったらええんや」
ボクは質問を変えて揺さぶる作戦に出ました。
「そうなんか、ほんなら簡単やわ」
「お湯沸かして、醤油と鰹節とみりんやな」
「これで汁は出来るわ」
「ほしたらな、他のナベで餅を煮てな、煮えたら汁にほりこみゃええわ」
「あ~それから葉っぱも先に塩でもんで茹でといたはうがええな」
「色が悪なるでな」
【葉っぱって言ったな】
「ところで、葉っぱは何を買ってこればいいんや?」
もう意地です。
「あんたもしつこいな、きくなやろ」
「えっ、きくな(菊菜)っていう葉っぱ?」
「ほうや、最初っから言っとるやろ」
「菊菜やってぇ」
嘘のようなホントの話です。
今日のお話はここまでです。
あなたの今日がステキな一日でありますように!
チャバティ64でした。