君の名は...「まだ見えない!」(笑)
おはようございます、チャバティ64です。
仕事はお茶の販売をしています。
BASEの「お茶の愛葉園」(あいばえん)
というショップを趣味で運営しています。
よろしくお願いします。
新年の興奮も冷めやらぬ中、正月ネタをもうひとつ。
ちょいちょい出てくる初めてネタの話です。
明日こそ、この流れで雑煮にいきます。
それは、ボクが静岡に来て、二年目のことです。
(入道雲が好きです)
岐阜から親元を離れ、工場に就職するために引っ越したのですが、周りがスゴくいい人ばかりで、気候もよく、すぐに馴染むことが出来ました。
寮で一人暮らしかと思いましたが、四人部屋の共同生活で、それはそれで楽しかったです。
日本中から集まっているので言葉も食べ物もバラバラです。
「味噌カツ」を食べに行った広島の友人は味噌をどけてソースをかけていました。
「味噌煮込みうどん」を食べに行った兵庫の友人は「これは何かの罰ゲームか?」と言いました。
ボクは、納豆、牛肉を初めて食べ、マグロも制覇しました。
地方文化と言うものは面白いものです。
さて、本題ですが、ボクがハタチになった年の12月初めに、職場の転属がありました。新しい職場に馴染んだ頃、班長さんが「お前、寮だろ?年末は家に来い」と言いました。
この班長さんはボクに限ったことでなく、自分の班にいる寮生で実家に帰らない人を家に招いて飲み明かす、とてもいい人だったんです。
自分より15歳くらい上だったので、大人感半端なかったですね。
なぜ、朝からかというと、毎年恒例だったからです。
まずは、朝集合したら海に釣りに行きます。
この班長の家は太平洋に近く、いろいろ釣れるということでした。
このとき、ボクは初めて海釣りをしました。
浮きのない投げ釣りです。
浮き釣りは小さい頃、毎日やっていました。
海での投げ釣りは初めてで少々興奮しました。
小さな堤防のようなところから五人で横一列にならんでいます。
眼前には視界を遮るものは何もなく、ただ水平線が広がります。
「やっぱ、海スゲエ!」
なんだが感動です。
貸してもらった竿は海釣りにふさわしく丈夫そうなものでした。
針も大きく、糸は川釣りでは使わない太さです。
「アオイソメ」と呼ばれる得たいの知れないミミズのようなものを針につけます。
ミミズは川釣りでも、餌でよく使ったので平気です。
オガクズのような中から生きの良さそうなヤツを掴んで針につけようとした「瞬間!」突然、その顔色の悪いミミズがキバを出しました。
「キィッ、キィー」(ビビりのイメージです)って感じで、キバが出たり入ったりします。
ボクは「これは毒がある気がする」と思い断念しました(笑)
先輩につけられないことを「トルシエの通訳並み」にアピールしてつけてもらいました。
さて、気を取り直して第一投です。
「おりゃ~、気分はアレキサンダー室伏選手です」
満足いくところまで投げることが出来ました。
しばらくは待機かと思いきや、竿が動きました。
借り物の竿をとられてなるものかと、目一杯あわせ、巻き取りを始めました。
「今日はついてるぞ!」
「結構重いな」
そう思いながら巻き上げていたら、チラッと魚影が見えました。
「なんだ、ありゃ?」
今日のお話はここまでです。
このお話は明日に続きます。
あなたの新年がステキな一日でありますように!
チャバティ64でした。