リターンズ⑱ とある占い師とパートさんのお話
こんにちは、チャバティ64です。
仕事はお茶の販売をしています。
BASEの「お茶の愛葉園」(あいばえん)
というショップを趣味で運営しています。
よろしくお願いします。
皆さんお寒い中、いかがお過ごしでしょうか?
寒くても水分補給に気を配り、コタツで寝ちゃダメですよ。
さて、本日のリターンズは「とある占い師とパートさんのお話」です。
(あ~夏よカムバ~ク!)
ボクが以前、勤務していた会社に「パートさんとして作業をしていたおばさん」(15くらい歳上)が、ある日「とある占い師の方」に傾倒し、会社を休みがちになってしまい説得をしたという壮大なロマンとスペクタクルがまったくないお話です。
(意外とおもしろいですよ)
とある月曜日、パートさんに梱包作業を頼みに行くと「これ知ってる?」と本を見せられました。
当時よくテレビに出ていた(時代は察して下さい)有名占い師さんの本でした。
ボクは今もそうなんですが、占い(血液、夢、手相など)が苦手で、どうしても自分には合っていない気がします。
同じ「カタチの無いものなら人の愛」を信じたいです(キッパリ)
占いは学問のようなもので、格式だったり高名な先生だったり体系化されていてスゴイということは理解しているつもりです。
しかし、やはり、悪い結果を言われてしまうとガッカリするので出勤前のテレビの占い(めざ〇し)も極力見ないようにしていました。
たまに見て一位だったりすると、テンションがすごく上がることもあり、気にすること自体が自分には向いていないと思いました。
また、根拠のないことがすごくダメで、科学的に解明されないと気が済まない半面、昔からUFOは信じている変わりダネです(笑)
(終始一貫という言葉には無縁)
そんなボクに占いの本など見せられても興味を示すわけもなく「知らないなぁ」とウソをつきました。
おばさん曰く「すごく良くてためになるよ、読んでみる?」と言われましたが、正直に言えば全く興味がなく、せっかくのご厚意だったけど丁寧にお断りしました。
(当時はまだ老眼でなかったから読もうと思えば読めました)
それから数日後、パートさんは「急に用事が出来た」とお休みしました。
当時、ボクはパートさん達と昼食をご一緒させていただいていたので「どうしたのかねぇ?」「なんか不幸でもあったのかねぇ」と、みんなで心配していました。
翌日、そのパートさんは出勤してきました。
「昨日はなにかあったの?」
「うん、急に用事ができちゃって」
「ご不幸とかじゃないよね?」
「違うよ」
「それなら良かった」
それ以上はプライベートなことなので聞きませんでした。
翌月、またそのパートさんが急用で休みました。
「休養」で休むのはいいけど「急用」は気になります。
また、お昼にパートさん達が「どうしたのかねぇ」などと話していました。
ボクも気にはなりましたが、前回のこともあったのでそれほどでもありませんでした。
しかし、休みにはちゃんとした理由があったのです。
翌日、そのパートさんは出勤してきました。
「昨日はなにかあったの?」
「うん、急に用事ができちゃって」
「ご不幸とかじゃないよね?」
「違うよ」
「それなら良かった、みんな心配してたよ」
「そうなの?」
前回と同じ会話ですが、それ以上はプライベートなことなので聞きませんでした。
普段からすごく勤勉に働くパートさんで、用事があるときは前もってお休みを入れておく、本来はすごく気遣いの行き届いた人なんです。
しかし、それから半月もしないうちにまた、急用でお休みしました。
「パートなんだから時間の融通が利くところによさがあるんだよね」
誰かが言っていたのを思い出しました。
プライベートなことは気にしない方がいいことはわかっているけど、人が変わっちゃったみたいで、変に気になっていました。
「どうしちゃったんだろう?」
翌日、そのパートさんが出勤してきました。
ボクは「言いたくないけど仕方なく」言いました。
「急な用事は仕方ないけど、休みを前もってとって置くことは出来ないの?」
「急に休むと他のパートさんの仕事にも影響が出るからね」
「出来れば事前に計画してほしいなぁ」
パートさんは言いました。
「それは分かっているんだけど...」
「それより、最近お墓参りに行った?」
「それよりって...」突然の質問に驚いた。
ボクの実家は岐阜だから盆暮れ以外にそうそう行けるもんじゃない。
このパートさんはもっと遠くて「福井」だったと思う。
「しばらく行ってないけど...」と答えた。
パートさんは言った。
「そりゃダメだわ、あなた死ぬわよ」
「えっ?」
この間の占いの本が頭をよぎった。
今日のお話はここまでです。
このお話は明日に続きます。
あなたの今日がステキな一日でありますように!
チャバティ64でした。