連続小説 ドライバー14 第二章「とある屋敷のフスマノムコウ」第五話
こんにちは、阿佐 信也です。
教室には通っていません、仕事だけは言えません。
チャバティ64です。
ボクは言えます。
仕事はお茶の販売をしています。
BASEの「お茶の愛葉園」(あいばえん)
というショップを趣味で運営しています。
よろしくお願いします。
昨日はおじいちゃんに走ってしまいましたが、気を取り直し小説再開です。
明日は敬老の日ですから小説はお休みして「おじいちゃん半端ないってパート3」をお送りします。
今日は「アーティスツ・フォー・ハイチ」の「ウィ・アー・ザ・ワールド:25フォー・ハイチ」からスタートです。
いつ聞いても涙が止まらなくなる名曲です。
トップバッターの「ジャスティン・ビーバー」が、まだあどけない少年です。
ボランティアで、ここまでスゴイ歌手が集まるのがアメリカンスピリッツです。
ボクは特に「ジェニファー・ハドソン」のパートが好きです。
歴史に残る最高の一曲ですので皆さんもぜひ聞いて下さい。
さて、腰を折りました連続小説 ドライバー?」第五話です。
段々話が進んできました、お茶でも飲みながらお楽しみ下さい。
(マンションかと思ったら船でした(笑))
ドライバー?シリーズ第二章
独り言の多い連続小説 第五話
「とある屋敷のフスマノムコウ」
(この物語はフィクションです、登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは一切関係ありません)
行く道は涙で濡れ、
行く道は嘆きにあふれ、
行く道は悲しみの数だけ続く
・・・「DRIVER」
《本編》
「あんたなにやってんのよ!」
ハバさんが大声で叫んだ。
それと同時に何か棒のようなもので何かを叩いているように見えた。
ゴミ山が邪魔で向こうはよく見えない。
「どうしたんですか!?」
本多は大きな声で聞いた。
「やめて、やめて、助けて~!」
女の人の声が聞えた。
「おかあさーん、やめて~!」
子供たちの声も聞こえた。
何をやってるかわからないが、本多はゴミ山を駆け上がった。
すると、派手なおばさんが一人増えていて「掃除道具のハタキ」で「バサバサ」ハタかれていた。
「誰だ?」本多は思った。
子供たちはハバさん1号(お母さん確定)を、止めに入っていた。
ハタかれているハバさん2号はヤセていて、髪が紫色に染められていた。
ワンピースは申し合わせたかのように赤一色で、金銀財宝も首からかかっていた。
本多はくだらないが、ふと「細い派手なおばさんでホハバさん」だなと思った。
本多の頭の中は現実逃避して意味のないことを考えていた。
今日は本当にいろんなことがある日だ。
とりあえず、もめごとは分からないが、まずは協力して片付けないと安置も出来ないことを真剣に伝え、その場を収めた。
大人が一人増えたためゴミの収穫作業は格段に速くなった。
どうやら、このホハバさんが電話の相手だったらしく、ハバさんも電話ではなく直接話し(けなし)ながら作業していた。
本多は、山を越えたついでに車に戻り、必要な荷物(道具)を全部持ってきた。
掃除機も借りていくことにした。
ゴミ山を再度越え、ご遺体の所へ戻り横へ置いた。
とにかく、安置するため布団を探した。
すると、ゴミに紛れ隅に薄い敷布団が隠れているのを見つけた。
「よし、これを使おう」本多は独り言をハッキリ言った。
手初めに辺りのゴミを隣のゴミ山に寄せ、2畳分くらい掃除機をかけた。
「やっと靴が脱げる」本多はつぶやいた。
そこに布団を敷いて、靴を脱ぎ、作業に取り掛かった。
持ってきたノリのかかった真っ白なシーツを布団に掛けた。
下着が見当たらないため、まずはご遺体に浴衣を着せ、敷布団の上に寝かせた。
手のひらの血は、警察がきれいにしてくれてあった。
「やるじゃないか警察官!」
何から目線なのかわからないが本多はつぶやいた。
爪には畳をかきむしったためのだろう「い草」が少し詰まり、血がにじんでいた。
「こりゃマズいな」本多はつぶやいた。
今日のお話はここまでです。
このお話は明日に続きます。
あなたの今日がステキな一日でありますように!
チャバティ64でした。