その女の子は、自分でシンデレラになったんだろうか。
昨日の雨で被災された方には心よりお悔やみ申し上げます。
一日も早い復興をお祈り申し上げます。
こんにちは、チャバティ64です。
帰って来て2日たち通常運転に入ります。
これは二茶前に途中まで書いていたものです。
ちょっと変わったタイトルを付けました。
先日、ボクが購読させてもらっているガネしゃんさんのブログを読んでいて学生の頃を思い出しました。
まさにタイトルのような「美の基準」美しい人です。
(勝手に言及ごめんなさい)
学生の頃と言っても40年弱前のお話ですけどね(笑)
あ~懐かしいなぁ~
こんな記事を書かせてくれたガネしゃんさんに感謝です!(´▽`*)
(もうすぐ大好きな入道雲の季節です)
それはボクが高校の時に出会った同級生の女の子のお話です。
その子はとなりのクラスの邦恵(くにえ)ちゃんという子でした。
とにかく邦恵ちゃんはいつも笑っている顔しか思い出せません。
目が細くて笑うと無くなっちゃうような子でした(ごめんね)
過去のことですので大目に見てもらえればありがたいのですが、身長は160弱くらい、あくまでも個人的な感想で失礼ながらカワイイとか美人という目立つような顔立ちではなかったと思います。
外で頑張る部活動をやっていたため、いつも真っ黒に日焼けしていて日光で傷んだ髪を後ろで縛っていました。
とても真面目な子で、部活でハードな筋トレを真剣にこなしていました。
女子のわりに筋肉がつきやすい体質だったのか体型もズングリむっくりを絵にかいたような感じでイカリ肩、腕も首も太かったですね。
たまに男子が腕相撲を挑むんですが、あっさり負けていました(実話 笑)
そんな強い女の子ですが、笑顔がとてもステキで「明るくまぶしい笑顔」でした。
今思うとまるで「ボディビルダー」のようです(笑)
また、頑張り屋さんだったので勉強の成績は学年でも良かったと思います。
もちろん友達もたくさんいましたが、目立つような子ではなくどちらかと言えば無口で地味な感じでした。
ボクはたまたま邦恵ちゃんと同じ部活に大親友がいて、ちょくちょく遊びに行っていたことから話をする機会に恵まれました。
再度失礼ながら美人とかカワイイとかとは違う魅力のある子でした。
当時、ボクがお付き合いしていた彼女から邦恵ちゃんのことを聞く機会がありました。
「邦恵ちゃんって同じクラスだったよね」
「うん、あんまり積極的に話す子じゃないけど、いつも一緒にお弁当食べるからよく知ってるよ」
「一言でいうと、すごく優しくてみんなのお姉さんみたい」
「クラスの中でも邦恵ちゃんをキライとかいう子を見たことない」
「邦恵ちゃんから、愚痴とか悪口なんかも聞いたことない」
「疲れた~とかもね、お腹空いた~はよく聞く(笑)」
「実は邦恵ちゃん、小学校の頃にお母さんが交通事故で亡くなって、中学生の弟と小学生の妹の面倒見ながら学校来てるから大変なんだ」
「だからかなぁ~料理もすごく上手で、お弁当のおかずがすごく美味しいんだよ」
「それ狙いで一緒に食べてるわけじゃないよ(笑)」
「お父さんが大工さんで、今日は家にいるから助かる~とかたまに言ってるけど主婦かって(笑)」
「なんでも相談出来る貴重な存在でね、邦恵ちゃんみてると頑張らなくっちゃって思うもん」
「そうなんだね、知らなかったなぁ~」
結局、ボクは邦恵ちゃんとは3年間同じクラスになることもなく、邦恵ちゃんの浮いた話も聞こえてきませんでした。
とにかく真っ黒で優しく、まぶしい笑顔のまま卒業しました。
部活で実績を残し、成績も良かったので高卒としては少なかった「大手銀行」に就職しました。
ボクは家を出て静岡に行きましたが、実家を出る前に友人たちと通帳を作りに行きましたよ(笑)
やはり隠れた人気者で、そんな友達がたくさん訪れていたようです。
それから忘れかけていた数か月後、兄から聞きました。
「たぶん同級生やと思うけど、オレの部活の後輩で邦恵ちゃんって子、知ってるか?」
3つ上の兄の部活の後輩なのは知ってましたが、OBとしてちょいちょい指導に行っていて顔見知りだったようなのです。
「あぁ知ってる、同級生や」
「やっぱそうか、オレの高校の時のツレと結婚したぞ」
「この間、結婚式に行って来た、なんとかっていうお前の仲良かったツレも来てたぞ」
「えっ?まだ19やぞ?」
「歳なんか関係ないやろ」
「そいつ田中ってやつでな、結構デカい建設会社の御曹司だよ」
「高校の時から飛びぬけて裕福で海外にちょくちょく遊びに行くようなヤツだった」
「背も高いし男前で、高校の時からモテるやつだったけど、銀行で一目ぼれして猛アタックしたらしい」
「オレんとこにも相談あったくらいやでな(笑)」
「えっ、邦恵ちゃんに一目ぼれ?(失礼)」
「おぅ、あの子って高校の時からかわいいとかキレイとか、そういうもんを超越した魅力があったよな」
「寡黙で人の話は真剣に聞くし、指導したらその通りに繰り返しやってる」
「とにかく一生懸命さが人に伝染る(うつる)ような子やった」
「なかなかおらんぞあんな子は」
「あぁ、そうやな~なんとなくわかるわ~」
「そこに惹かれたみたいや」
「田中のヤツ、メチャメチャ幸せそうやったわ」
「邦恵ちゃんの親父さんも田中んとこに仕事で世話になっとったみたいで会場で盛り上がっとったわ」
「ほぅ~そんなんまでつながっとったんか~」
「そりゃスゴい縁やなぁ」
「そんじゃ、同級生で一番ノリや、わからんもんやなぁ~」
集合写真を見せてもらったら、まさにあのまぶしい笑顔の邦恵ちゃんが真っ白いドレスで真ん中に座っていました。
その姿はまさにシンデレラのようでした。
気持ち次第でガラスの靴はどこにでも輝くんでしょうね。
今日のお話はここまでです。
あなたの今日がステキな一日でありますように!
チャバティ64でした。
仕事はいい香りのするお茶の販売員をしています。
BASEショップで「お茶の愛葉園」(あいばえん)
というネットショップも趣味で運営しています。
よろしくお願いします。