【昭和のお話】銭湯編パート3 おおらかな時代なのよ~
こんにちは、チャバティ64です。
さて、昭和銭湯編最終話です。
銭湯に通う親子三人。
入口で、おふくろにタオルとシャンプーだけ渡されたボクたちの運命は?
そしておふくろは牛乳石鹸で髪を洗ってしまうのか?Σ(゚Д゚)
プチネタですが牛乳石鹸には「赤箱」と「青箱」がありますね。
ちなみにうちは「赤箱」を使っていました。
赤と青で何が違うか知ってますか?
しっとり赤箱 (´ω`*) ウットリ
さっぱり青箱 (゚Д゚)ノ バリバリダゼ~
賢明な読者さんはご存知な方も多いと思います。
実体験で言えば、おふくろ曰く「赤の方が高いけど洗顔にも使える」と言っていました。
子供は洗顔なんてしませんから関係ないんですけどね。
青箱は手と身体にはいいけど、顔はバリバリに突っ張り、髪はギシギシになるらしいです(*´Д`) ワカリニクイ~
【やっぱり髪も洗って...(笑)】
なぜかこの時のことを鮮明に覚えていますよ.
さて話を戻しまして、銭湯に三人で行くわけですが昔は「何時に出る」とかも必要ありませんでした。
ここからが、おおらかな時代の象徴です。
ボクたちはお風呂で泳ぎます。
泳ぎまくります。
今思えばひどいものですww
全身にボディペイントを施したおじさんがいようが、学校の先生がいようがお構いなしです。
それが当たり前の時代だったんです。
もちろん怒られるときには怒られました。
「もう少し大人しく泳げ」とww
だから今でもプールは大好きで、ジムのプールで週に一度は泳ぎます。
筋トレの疲れを抜くためにゆ~っくり40分程度泳ぎます。
それ以上は、のどが渇いて仕方がないので上がるのですが本当はもっと泳ぎたいです。
その後の水と、サウナが最高に気持ちいいですね。
さて、お風呂ですがギャーギャー騒ぎながらひとしきり湯舟を楽しんで、体が暖まったころにおふくろから渡されたシャンプーで頭を洗います。
ボクたちが静かになったのでおふくろは頭を洗っていることに気づきます。
その後、となりの女湯から壁越しにおふくろが大声で話しかけてきます。
「二人とも頭洗った~?」(大声)
「う~ん、洗ったよ~!」(負けない大声w)
「それならシャンプーちょうだ~い」
「わかったよ~」
お風呂の入り口近くに掛け湯するところがあるのですがそこで待機します。
「いくよ~!」
「はいね~!」
兄貴がシャンプーを壁越しに投げます。
美しい放物線を描いたシャンプーは壁を越え「カラン」と、おふくろの構えた洗面器に入ります。
「今日も上手やなぁ~」
兄貴は嬉しそうです。
「ほんなら石鹸いくよ~」
「はいね~!」
今度はボクが洗面器を構えます。
石鹸箱がゴムで十字に留められものが壁を越え飛んできました。
カラン!!
「今日は上手にとれたよ~」
「ほうか~えらかったなぁ~」
ボクも嬉しくなります。
そして兄貴と身体を洗いっこします。
もう一度湯船に浸かっているとおふくろから声が。
「もうすぐあがるで百数かぞえやぁ」
「わかった~い~ち、に~い、さ~ん......」
「ひゃ~く!あがるよ~」
「はいね~あがるよ~」
ねっ!時計なんていらないでしょ?
タイムラグ全くなしです。
まるで家の風呂です(笑)
こんな会話があちこちで壁を越え繰り返されるんです。
不思議と、よその呼びかけに間違えて答えたり、石鹸が突然頭に飛んできたこともないので、そこには秩序とマナーはあったんでしょうね。
帰りは寿司屋さんで働く見習いのお兄ちゃんのホンダDAXに三人乗りで家まで送ってもらったり、カブトムシを飼うためにお風呂屋さんでおがくずをもらったりと、ちょっとしたことですが、みんなが繋がっていた気がします。
これが昭和の40年代のお話。
お風呂だけに、あったかい話だったでしょうか?
今日のお話はここまでです。
あなたの今日がステキな一日でありますように!
チャバティ64でした。
仕事はいい香りのするお茶の販売員をしています。
BASEショップで「お茶の愛葉園」(あいばえん)
というネットショップも趣味で運営しています。
よろしくお願いします。