生きてて良かった!- 茶 葉 tea’s -

〇〇〇?そいつに自由はあるのかい?

廃棄弁当は消費と同じと考える【農家さんが危ない】

こんにちは、チャバティ64です。

 

 

今年はお茶の相場が安かったそうです。

新聞を見て知りました。 

ちょうど、九州から生葉の収穫が始まった時にコロナウイルスの蔓延があり、消費が不透明であったことも重なり茶価がつかなかったようです。

このまま行くと農家さんが食べていけなくなります。

 

仕事はいい香りのするお茶の販売員をしています。

BASEショップで「お茶の葉園」(あいばえん)

というネットショップも趣味で運営しています。

よろしくお願いします。

 

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煮込み過ぎにも注意です(笑)

 

 

今年は農家さんと話をする機会が多くありました。

毎年下がる茶価にうんざりしていました。

「どうやったら生葉を高く買い取ることが出来るのだろう?」

 

ボクたちは今年の相場は考えていません。

あくまでも去年の相場から価格を相談します。

来年は今年の相場を参考に相談することになります。

 

ボクたちは地元で、農家さんと直接お話して買わせてもらいます。

相場が安いからと言って買い叩くことは絶対にしません。

本物のお茶をお客さんに届けるためには、共栄共存が一番大切だからです。

 

どこよりも高く買えば必然的にいいお茶が回ってきます。

お茶時期は名人と呼ばれる農家さんが朝5時頃から会社に来て9時くらいまで賑やかしいです。

小さな事務所が三密状態で、それがまたいいんですよね!

 

さて、当川根茶は昔から高級ブランドとして名高く、全国的にも稀有なほど茶価が高いところで、仕入れ価格は、よその産地の倍近い金額になります。

それであって頭を抱えるとは他産地の農家さんを考えると今年は特に「やっていられない」という状況なんでしょう。

 

しかし、毎年下がるのでは農家さんも経営が困難になります。

なんとか高く買い取ることが出来るように一年かけて努力しなければいけません。

 

今年は安い茶価によって二番茶を刈らない農家さんが増えました。

つまり収穫しないのです。

もったいないと思いますか?

 

収穫しても労力に見合ったお金にならないからです。

こうなると秋冬の番茶(三番茶)も刈らないんでしょうね。 

 

お茶に限らず農産物ではこのように相場に左右されることは珍しい事ではありません。

車で走っていると畑にキャベツや玉ねぎなどが山積みに放置されている光景を見ることがあります。

俗にいう豊作貧乏の調整です。

漁師さんでは大漁貧乏なんていいますね。

 

沢山とれると需要が供給を下回り、値段が下がり過ぎるので畑に捨てて出荷を制限するのです。

魚などはそうはいかないので、みんなが大漁だと買い叩かれてしまいます。

どちらもくやしいでしょうね。

 

いまの日本の食料自給率はとても低いにもかかわらず、捨てられる野菜が後を絶ちません。

市場相場が付かなければ農家さんも生活出来ません。

どうしたものでしょうか?

 

コンビニやスーパーの総菜など廃棄がたびたび問題にされます。

しかし、廃棄は消費と同じです。

また、畑で廃棄するか店で廃棄するかの違いです。

 

売れたか売れなかったかの違いしかありません。

捨ててでもコンビニが経営できるならスゴイことです。

 

廃棄が無くなればさらに農家さんや漁師さんを苦しめるのです。

ひどい矛盾を感じますが、現状ではそういうことなのです。

仕入れる食材が減れば減るほど価格は下落します。

 

そうなると、いつか作る人がいなくなり衰退するのです。

昔は一世風靡したものがいまは消え去ったようにひっそりとしている食材も沢山あります。

日本国内ならいざしらず、一時のブームで大量に消費し、あとは知らん顔です。

 

ずいぶん前の話ですが、ボクの友人がフィリピンに不動産の仕事で行った時に、現地のコーディネーターの方に「どこの国から来たのか」と尋ねられたそうです。

「日本です」と通訳の方を介し伝えたところ「日本人なら案内しない、帰ってくれ!」と言われたそうです。

 

困って理由を尋ねたら「日本人はひどい、ナタデココの買い付けでいくらでも買うと言うから村中でココナッツの木を植えて機械まで買ったのに、突然もういらないと言われた」

「みんな怒っている、はやく帰った方がいい、命の保証が出来ない」と言われたそうです。

 

機械の価格も相当なもので、ローンを支払える見込みがないから土地を手放すしかないと言っていたそうで、それが本当ならひどい話です。

 

これは極端な例ですが、農業は天候や気温に左右されやすいものが多く、工業製品のように作ることは不可能です。

一部、工場で野菜が作られていますが、経費を考えると路地栽培には到底かなわないと思います。

 

出来ることなら安定した収入が農家さんに入り、未来永劫まで続く農業となるように適正な価格で購買して欲しいものです。

政府のみなさんご配慮お願いしますね!

 

新鮮なお野菜、お肉、お魚、フルーツ、美味しいですよね。

 

いつまでも食べたいですよね~(´▽`*)

 

 

今日のお話はここまでです。

あなたの今日がステキな一日でありますように!

チャバティ64でした。

 

 

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