こんにちは、チャバティ64です。
最近、ツイッターで見たのですが、スタートトゥデイの前澤社長が「ひとり親」について色々支援されていて、会社を立ち上げました。
積極的にに色んなところに踏み込んでスゴイ方ですね。
現在では「シングルマザー」なんて言葉が日常化していて皆さん堂々とされていますが、昔はそうではなく「片親」なんて言われ、肩身の狭いイメージがありました。
これは子供目線でのお話です。
ひとつ前置きですが、うちのおふくろ(おかあちゃん)は健在ですよ!(*´ω`*)
仕事はいい香りのするお茶の販売員をしています。
BASEショップで「お茶の愛葉園」(あいばえん)
というネットショップも趣味で運営しています。
よろしくお願いします。
あっ、髭は剃りました(笑)
ボクが小学生の頃、オヤジが突然いなくなりました。
大人の事情はわかりませんが、もともとあまり好きではありませんでした。
理由は、おかあちゃんをたびたび泣かせていたからです。
長渕剛さんの歌のように「裏のコールタールの壁にプロパンガスがあり、そこでよく泣いていました」
小さいながらおかあちゃんの泣く姿はとても悲しかったです。
いつも袖口を掴み「お家に入ろ」と引っ張った覚えがあります。
昔なら当たり前のように貧乏で、3畳半に4人で住んでいました。
今じゃ考えられませんが、排水口の亀裂にイトミミズが湧くんですね。
ボクはそれを見て、近所のどぶ川で「どじょう」をすくってきて小さなバケツに飼いました。
エサ代は一切かかりません。
イトミミズがいますからとても助かりましたね。
どじょうが大きくなると逃がし、また小さいのをすくって来る。
いま思えば、現在飼っているメダカと同じです。
増えれば川に放流しながら数量を制限しています(笑)
楽しい我が家ですから不幸を感じたことはありませんでした。
いつも川の字になって寝る布団で、兄とおかあちゃんを取り合いになっていたことを思い出します。
いま思い出しても本当に幸せな日々でした。
こんな気持ちわかるかな?泣けます(;´Д`)
小学校に上がると、たまにおかあちゃんからお手紙を持たされるのですが「必ず先生に渡すんだよ」と言われました。
ずいぶん後に聞いたのですが、給食費が払えなくて待ってもらうためのお手紙だったそうです。
滞納はいけませんが、ひとつの手段だったんですね。
しかも、実は支払いの日まで先生が立て替えてくれていたそうなんです。
それも後から聞いて驚きました。
なんだか我ながら悲しくなってきました(笑)
小学校の4年生になったばかりの時に、突然転校することになりました。
実家の長であるおじいさんの具合が悪くなり長男であったオヤジに帰って来るように言われたそうなのです。
実は次男が跡取りでいたのですが、折り合いが悪く出て行ってしまったようなのです。
とんだとばっちりですが、引っ越すことになりました。
住み慣れた3畳半の借家は、ボクたちが出た翌週に忘れ物があり、取りに戻るとすでに取り壊されました。
寂しかったですね。
そして転校すると同時にオヤジもおかあちゃんも職を探しました。
そしてオヤジは消えてしまいました。
やはり次男と同じで家での折り合いがうまくなく、あたることが増えたようです。
おかあちゃんは虐げられながらもしがみ付きました。
追い出されたらどこにも行くところが無いからです。
子供達に不憫な思いをさせたくなかったんでしょう。
さすが、薩摩おごじょで我慢強く強い人だったんですね。
その時の我慢がなければと思うとゾッとします。
本当にありがたいことです。
「ええか、あんた、我慢はタダで出来るでなぁ」
「下向いて舌出しときゃええんや」
いつも口癖のように言っていました。
父であり母であるおかあちゃんはとても強い人です。
そんな人を見ながら育てば、自分も強くありたいと願うのです。
おかあちゃんは色んなことを教えてくれました。
しかも、いつもいそがしくても気にかけてくれました。
それが伝わってくるので安心できました。
兄も同じだったと思います。
オヤジがいなくても全然平気でした。
経済的なことを除けばですけどね。
中学からバイト三昧で高校に入りました。
高校でも学校に隠れてバイトしていました。
働くことは大好きです。
それは今でもかわりません。
肉体労働、営業、販売員
計算はちょっと苦手ですがなんでもやります。
その時に培ったものだと思っています。
周りからはよく「あそこはお父さんいないから」なんてささやかれ、遊びに誘ってもらえないこともありました。
それはそれで仕方ありません。
事実ですから。
ただ、ひとり親だから何?ということを、しいてあげるとすると、自分が親になった時に、子供にこんな思いをさせることはしないと強く思いました。
それがのちに、とんでもない親バカになるのはもう少し後のお話です(笑)
結局、ひとり親ってどうなんだろう?
子供目線で、ボクは幸せでした。
不幸だと思ったことはあまりありません。
もちろん、いまも幸せです。
自分ひとりじゃないですから。
いつも誰かとつながっていますから。
どうかみなさん、負けないで!
今日のお話はここまでです。
あなたの今日がステキな一日でありますように!
チャバティ64でした。