生きてて良かった!- 茶 葉 tea’s -

〇〇〇?そいつに自由はあるのかい?

おじいちゃんが泣きながら電話してきた!【パート2】

こんにちは、チャバティ64です。

 

いくつになっても人は変わらないものです。

知識は増え、世間体を気にして自分を抑制しているだけです。

 

本質は何も変わりません。

永遠の17歳はどこにでもいるのです。

どこを見ているかは、その人次第ですけどね。

 

仕事はいい香りのするお茶の販売員をしています。

BASEショップで「お茶の葉園」(あいばえん)

というネットショップも趣味で運営しています。

よろしくお願いします。

 

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やっぱり新茶始まるよ~

 

昨日の続きです。 

体調を崩したYじいに、手持ちの番茶をあげました。

それが、思わぬ記憶を呼び起こしたんです...

 

その夜、Yじいから携帯にメールが来ました。

(おじいちゃんずは、みんなドコモですからね)

 

tyabatea.hatenablog.com

 

tyabatea.hatenablog.com

(ドコモに不満のある方必見!)

 

 

メールの内容はこんな感じです。

 

「早速、番茶を飲みました」

「小さい頃に飲んでいた味そのものでした」

「うちは貧乏だったので、いつも番茶だったんです」

「いつの間にか贅沢になってたんですね」 

「思い出の味、ありがとうございました」

 

ボクは読み終わり、つぶやきました。

 

「おいおい、うちは白湯(さゆ)だったぞ?」

「そのクセが抜けなくていまだに朝一は白湯だよ」

「貧乏自慢なら負けないけどなぁ」

などと、ひとりで突っ込んだのでした(笑)

 

しかし、Yじいが小さい頃って70年前とかの話?

なんだか壮大なスケールだなぁw( ´~`)

 

そして翌日の夕方、Yじいから電話がかかってきました。

明らかに様子がおかしかったのです。

 

「おい、チャバさんやぁ」

「あのお茶な、今日、娘が来たんで飲ませたんだ」

「そうしたら、なんだか懐かしい味だというんだよ」

 

「一度も飲ませたことはないはずなんだ」

「おふくろは俺が小さい頃に亡くなっちゃったからね」

「でもな、やっぱりそうなんだ」

 

「おふくろがいつも入れてくれたお茶の味なんだよ」

 

「それでな、いつもその茶殻を畳みにまいて掃除をしてたんだ」

「今の茶葉じゃ畳の目に詰まっちゃうだろ?」

「これなんだよ、この大ぶりの葉っぱが開くから掃除出来たんだなぁ」

 

「それに気づいたら、おふくろに会えた気がしてなぁ」

 

「たった一杯のお茶で、いろ~んなことを、思い出して...

「なんだかオレ、泣けて来ちゃって...

「娘の前でなぁ」

 

「おふくろが恋しくて泣いちゃったよ(笑)

「おかしなもんだよなぁ」

「まさかこの歳(77)になって...

「こんな記憶にもう一度...

「出会えるとは思いもしなかった...

 

「本当にオレは幸せだよ」

 

「本当にありがとう!」

「電話せずにはいられんかったよ」

 

終始、涙声で熱く語ってくれました。

ボクも、嬉しくてもらい泣きさせてもらいました。

 

安物の番茶が紡いだ思い出の一煎。

Yじいにとって、とても価値のあるお茶になりました。

後で聞いたら7~10歳頃の記憶のようです。

 

歩んできた道がすべての記憶。

これを「美しい思い出」というのですね。

大切に重ねた記憶だけが甦る....

 

またひとつ勉強になりました。

 

 

今日のお話はここまでです。

あなたの今日がステキな一日でありますように!

チャバティ64でした。

 

 

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