おじいちゃんが降ってきた!
こんにちは、チャバティ64です。
梅雨が明けて、暑くなりました。
暑いなんてもんじゃなく、ちょっと溶けそうですね。
お腹の脂肪分が溶けてくれたら言うことなしですが、
世の中、そんなに都合よくいきません。
水分補給と、塩分補給はお忘れなく。
少しでもおかしいと思ったら、休んでくださいね。
今日は変なタイトルですがその通りです。
仕事は、いい香りのするお茶の販売員をしています。
BASEで「お茶の愛葉園」(あいばえん)
というショップを趣味で運営しています。
よろしくお願いします。
チャバティ特製「思ったよりおいしい抹茶ミルクプロテイン」です
今日は、息子が焼肉に連れて行ってくれます。
「あ~楽しみ、うれしいなぁ!」
なんて思っていた先週、土曜日の14時頃のお話です。
ジムで筋トレが終了し、トレ友のおじいちゃんと話しながら階段を上がっていたとき、5段ぐらい前に背の高い細身のおじいちゃんが歩いていました。
ボクたちは、踊り場に差し掛かり、外の天気を見ると晴れ間が出て来ていて「あ~今夜は晴れそうでよかったなぁ」と一瞬階段から目を離しました。
前を向いた瞬間、
「あっ、危ない!」
背の高い細身のおじいちゃんが、階段を踏み外し、バランスを崩しました。
真ん中を歩いていたので手すりもなく、後ろに飛んで来ました。
受け止めようとしたのですが、ノロマなボクは届きそうにありません。
その時なぜか「グンッ」と体が前に出ました。
そして「スポッ」と、おじいちゃんを「お姫様抱っこ」しました(笑)
【軽っ】
まずは、そっちにビックリ!
「いゃ~危なかったですねぇ」
「すまなんだ、新しい靴が馴染まんもんでなぁ」
見ると、サイズがまったくあっていない大きさです。
「おじいちゃん、その靴大きすぎない?」
「やっぱりそうかのう」
(この間、抱っこしたままです( ´-`))
とりあえず、おじいちゃんをおろし、一緒にロッカールームに行きました。
ジム友おじいちゃん達も見たことが無い人だったらしく、しかも手荷物を何一つ持っていませんでした。
ジムは顔認証なので、会員以外は上がってこれないハズです。
おじいちゃんに聞きました。
「お風呂の道具とか、運動の用意はないの?」
「・・・」
【なんかおかしい?】
「おじいちゃんはどっからきたの?」
「・・・」
ロッカーの使い方も知らないようです。
すると、突然!
「ここには温泉があるんだろ?」
「わしは、その看板を見てきたんだ」
「番台(銭湯の受付)はどこかの?」
完全にスーパー銭湯と間違ってる。
たしかに天然温泉はあるけど、ここはジムで番台は無い。
「おじいちゃん、ここはね温泉じゃないよ」
「なんだ違うのか?」
「うん、違うよ、まず下の受付に行こう」
そういっておじいちゃんを連れて行きました。
もちろん顔認証は通りませんでした。
どうやら、入場ゲートではなく、見学者ゲートから入ってきてしまったようです。
皆が階段を上がるのを見て、そちらに番台があると思ったようです。
インストラクターさんも気付かないのは困りもんですけどね。
背の高い細身のおじいちゃんは係の人に連れられていきました。
そして、ボクは温泉に待たせているおじいちゃん達と合流しました。
湯船につかりながら、
「どうだった?」
「うん、やっぱ顔認証通らなかったよ」
「しかし、番台にはビックリしたな」
「今時、番台って言葉を聞くとはなぁ」
「しかし、あのじいさん、階段で受け止められんかったら今頃救急車に乗っ取るぞ」
「チャバさんが、真下にいてよかったよなぁ」
「ホントだ、ホント」
なんか、おじいちゃん達に褒められるとスゴく嬉しいです。
「え~っ、たまたまうまくいっただけだよ」
「だけどねぇ、間に合わないと思ったら、前にグッて足が出たんだよね」
「不思議だったなぁ」
「そりゃそうだよ、とっさに二人で押したんだ」
おじいちゃん達は言いました。
「二人?」
「だって、あんた重いからなぁ」
「え~っ?」
「まぁ、突き飛ばしたようなもんだけどな」
「いけると思ってなぁ」
「なぁ、ハハハッ、そうだなハハハッ」
おじいちゃん達が笑いあいます。
「え~っ、そうだったの?」
やっと謎が解けました。
ボクより俊敏なおじいちゃんって…やっぱスゴイ!
いつまでたっても、かなわないなぁ。
今日のお話はここまでです。
あなたの今日がステキな一日でありますように!
チャバティ64でした。