生きてて良かった!- 茶 葉 tea’s -

〇〇〇?そいつに自由はあるのかい?

リターンズ⑲ とある占い師とパートさんのお話

 こんにちは、チャバティ64です。

 

仕事はお茶の販売をしています。

BASEの「お茶の葉園」(あいばえん)

というショップを趣味で運営しています。

よろしくお願いします。

 

 

さて本日のリターンズは昨日の続きです。

突然「あなた死ぬわよ」と言われたボクの運命は(笑)

 

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(あいうえお~!)

 

さて「あなた死ぬわよ」と、突然言われたボクは、よくわからないけど「このままじゃダメだ」「逃げちゃダメだ」「逃げちゃダメだ」と怒り(碇)が込み上げて来ました。

 

静かに「何を言ってるの?」と問いかけました。

するとパートさんは、何かお墓参りの作法のようなものをボクに説明し始めました。

 

「こりゃ困った、重症だな」ボクは思いました。

 

 

 

「それで、ボクはなぜ死ななきゃいけないのかなぁ?」

 

パートさんは言いました。

「ご先祖様はとても大切なの、ご先祖様をキチンと敬わなければいけないの」

 

ボクは言いました。

「それは大切なことだね、どうやって敬ったらいいの?」

 

パートさんは、こう返しました。

「日々の生活の中でダメなことがあったときはご先祖様が教えてくれるの」

「その時はお墓参りに行ってちゃんとしないとダメなの」

 

「それが出来ないと、ご先祖様が怒ってバチに当たって死ぬのよ!」

 

これだ!

 

ボクは完全に理解しました。(エウレーカ!)

 

なぜ、急用ができたのか?

なぜ、不定期、計画できないのか?

なぜ、人から聞かれても明確な回答がないのか?

 

つまり、普段の生活の中で多少のつまずきがあったのがきっかけだろう。

それがあたかも自分(運)が悪いだけなのに「ご先祖様の怒り」と思ってしまった。

「バチ(死んじゃう)」は受けたくないから、急用にまでして、福井県までお墓参りに行っていたということだった。

 

そりゃ、時間もお金(交通費)もかかって大変だねぇ。

きっと著者の占い師の方もこんなことになるなど想像もせず、一般常識の範疇の話を誇大解釈の極みに出会ってしまったが故の超誇大解釈論!

 

このパートさんは普段勤勉で、とても良い人です。

数年前、子供さんは東京の有名大学に通うため引っ越し、一人暮らししています。

もともと友達も多く、寂しいよりも「飲み会」が忙しいような方です。

なにがあったのか?不思議で仕方ありませんが本当に困ったものです。

 

さて、それでは目を覚ましていただきましょう!

 

ボクはパートさんに言いました。

「お墓参りはわかったけど、そんなに頻繁にいかなきゃいけないものなの?」

パートさんはこう返しました。

「ご先祖様が呼んでいるから行くのよ」

 

「へぇ~そうなんだ、どうやって呼ばれるの?」

「それは人それぞれ違うから」

「どう違うの?」

「それはよくわからない」

 

「よくわからないのに福井まで行くの?」

「お墓参りは大切だから」

「ボクにはよくわからないなぁ?」

 

「あなた本当に死ぬわよ」

 

会話がかみ合ってるとは思えない。

何かが欠落しているし、隠していることがわかった。

 

「娘さんは元気?」

「何よ、突然!」

 

「最後に会ったのが高校の時、今は東京の大学だよね」

「そうよ、来年就職だけど、なんだかねぇ」

「何かあったの?」

 

「娘がニュージーランドへ留学したいって言ってるの」

「そりゃあすごいね、さすが自慢の娘さんだね!」

「そうでもないのよ、大学で知り合った留学生について行きたいだけなの」

「彼氏?」

「そうかもね」

 

「心配なの?」

「そりゃそうよ親だもの!」

 

「そうだよね、子供はいくつになっても可愛くて仕方ないもんね」

そうボクが言うとパートさんは遠くをみながら「そうね」とつぶやいた。

 

ボクは続けざまに言った。

 

「ねぇ、子供って目に入れてもいたくないっていうほど可愛いよね?」

「自分が死んでお墓にはいったら、お参りに来ないからって娘にバチを与える?」

「まして、孫なんかにバチを与えようと思う?」

 

パートさんは言った。

「思うわけないでしょ、そんなこと!」

「昔からいうじゃない、便りがないのは元気な証拠って」

「元気ならそれでいいって思うのが親よね」

 

ボクは言った。

 

「じゃあ、お墓参りにいかないとバチを与えるご先祖様っているのかなぁ?」

「ボクはいないと思うんだ、だって大好きな愛すべき家族だもん」

 

パートさんは我に帰ったように目を見開いた。

「じゃあ、私が行ってたお墓参りはなんだったの?」

 

ボクは言った。

「ご先祖様に呼ばれただけだよ」

「やっぱりやさしいね、ご先祖様は」

「これで踏ん切りはついた?」

 

「うぅ~ん、うん!そうだね!」

 

それから、パートさんは急用で休むことは無くなりました。

人から聞いたのですがこのパートさん、実は「バツ3」で、一人目のご主人が「ニュージーランドの人」だったそうです。

 

「もてるんですねぇ」

 

 

娘さんは現在、ニュージーランドで二人の子宝に恵まれ幸せに暮らしています。

大変な資産家で日本でいう「玉の輿」に乗ったようです。

 

パートさんから何度も写真を見せられました。

今度、娘さんが旅費を出してくれてニュージーランドへ行ってくるそうです。

 

「急用」ではなく「休養」で。

 

今日のお話はここまでです。

 

あなたの今日がステキな一日でありますように!

チャバティ64でした。