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〇〇〇?そいつに自由はあるのかい?

連続小説ドライバー37 第四章 「土下座のムコウ」第五話

こんにちは、チャバティ64です。

仕事はお茶の販売をしています。

BASEの「お茶の葉園」(あいばえん)

というショップを趣味で運営しています。

よろしくお願いします。

 

今日は「RADWINPS]の「棒人間」からスタートです。

綾野剛さん主演のテレビドラマ「フランケンシュタインの恋」の主題歌でした。

「棒人間」は独特な歌詞なんですが、ドラマと音楽がドンピシャでした。

 

ボクは綾野剛さんが鈴木亮平さんにならんで好きなんですが、

本当にいろんなドラマや映画に出演されています。

コウノドリ」と「新宿スワン」が同一人物ですからスゴイですよね。

 

ここ数年で見た映画には、ほぼ出ていました。

印象深いのは、嵐の二宮和也さん主演の映画「ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~」です。

中華料理屋さんで豪快に鍋を振ってチャーハンを作っていました。

本当に何でも出来る(陰で努力)素晴らしい役者さんです。

これからも目が離せませんね。

 

さて、本日は連続小説をお送りします。

本多の土下座は炸裂するのか?

にこやかな奥さんの真意はどこにあるのか?

第五話スタートです。

 

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(家族で食べる飯ほどウマいものはない、飲むのはもっと良い!)

 

子供たちの将来を考える連続小説 

章ドライバー?「土下座のムコウ」第五話

 

(この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは一切関係ありません)

 

行く道は涙に濡れ、

行く道は嘆きにあふれ、

行く道は悲しみの数だけ続く

・・・「DRIVER」

 

《本編》

 

本多は何かあると勘ぐっていた。

 

しかし、自分に何か言えるわけではない。

とりあえず、業務を完了させ退出する使命もある。

本多は締めの言葉を言った。

 

「これまでのことで、何かご質問はございますか?」

 

「このあとはどうすればいいですか?」

故人のお姉さんが言った。

 

本多は答えた。

「このあとは、和尚様がこられて枕経というお経をあげていただきます」

「先ほど、菩提寺へ連絡いたしましたので、間もなくお見えになるのではないかと思います」

「それ以降は、受注に来る葬儀社の担当にお聞きください。

「よろしいでしょうか?」

 

(一同)「...」

 

「それでは、私はこれでご無礼させていただきます」

「大変、失礼いたしました」

 

ここで本多の土下座がさく裂した。

 

「頭を下げて1秒、2秒、3秒、4秒、5秒」

すくっと頭を上げた。

もちろん全員起きているはず...だった。

 

「なっ?」本多は驚いた。

 

奥さんが、まだ土下座状態でこちらに頭を下げていた。

 

【なんてことだ】

 

本多は一本取られた気になっていた。

奥さんが頭を上げるまで微動だに出来ない。

プラス5秒くらいでやっと奥さんの顔が見えた。

 

顔を上げた奥さんは、先ほどとは別人のようになっていた。

にこやかな笑顔は消え、悲壮感あふれだす涙顔だった。

 

「おとうさぁーん、おとうさぁーん」

奥さんはご主人に布団の上から、しがみつき「ガシガシ」と揺すった。

それを見ていた息子たちは、母親の両肩を持ち引き離した。

 

「かあさん落ち着きなよ」

「オレたちがいるから大丈夫だよ」

「なぁ、兄貴」

「おぅ、そうだよ、心配いらないよ」

 

兄弟は母親の前で返事をしあった。

 

しかし、モカちゃんは見たことのない髪を振り乱す母親におびえているようだった。

 

モカ、おにいちゃんのとこおいで」

やさしく話す「弟と思われる兄」のヒザに「ちょこん」と座った。

モカちゃんは笑顔が戻り落ち着いたようだった。

 

 

今日のお話はここまでです。

このお話は明日に続きます。

 

あなたの今日がステキな一日でありますように!

チャバティ64でした。

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