千原ジュニアさんとケンドーコバヤシさんに読んで貰いたい解体屋さんのお話 パート6編
こんにちは、チャバティ64です。
仕事はお茶の販売をしています。
BASEの「茶ばしらオーソリTea」(ちゃばしらオーソリティー)と
いうショップを趣味で運営しています、よろしくお願いします。
今日は「aikoさん」の「恋をしたのは」からスタートです。
この歌は「聲の形」というアニメ映画の主題歌です。
ボクは漫画ですべて読みましたが「はじめウジウジ、中、イライラ、最後にシミジミ」するヒサビサにいい映画に出会いました。ボクの育ちの岐阜が舞台のお話です。
ぜひご覧になってください。
さて、取り付けを行う前にOHしますか?
(全バラ、パッキン、ネジ類新品組み付け後 写真はCB用)
翌週の土曜日に朝から面倒なキャブOH(オーバーホール)を行います。
予算の都合上、パッキンなどは再利用前提です。
(CRに至ってはパーツが手に入らない)
今みたいに、いいケミカル商品が少なかった時代ですから大変でした。
荷物につけるエフ(絵符)の針金を使い、ジェット類をガソリンで掃除です。
エアーもないですから細いストローで息を目いっぱい吹きかけます。
とりあえず友人の希望でCRからやりました。
中は意外とまともで助かりました。
ひとえにおやっさんが雨を嫌ってバラしておいてくれたからです。
レーサーなのでガスを抜いて保管が基本なのも功を奏しました。
フロートにも腐ったガソリンはありませんでした。
これなら問題なく使えそうです。
(レース用ということがすでに問題ですが)
マフラーはひたすら表面を紙やすりでこすりサビを落としました。
仕上げは耐熱ブラックで缶スプレー塗装です。
半日がかりでキレイに出来ました。
ワイヤーにも油を通し、スロットルもよさそうです。
いい買い物をしました!
早速組付けです。
(上の写真のCB用を外しているところ)
さすが二人がかりでやると早く出来ますが、マフラーのガスケットがありませんでした。
早速、ボクのRSを買ったカワサキの店へ行き入手したところで今日は終了です。
明日も朝から楽しい作業です。
翌日、スムーズに作業が進みお昼前には完了です。
早速セルを回してみました。
「ずぼぼぼずぼぼぼずぼぼぼぼぉおおおぉぉ~」
キャブにガスが回ってないのかエンジンがかかりません。
「ずぼぼぉぼぼぼぉぼおおおぉおおぼぼぉぉ~」
何度か試しましたが、やっぱりかかりません。
「こりゃこまったな、かかんねぇ」
友人は不安そうに「どうしましょう?」
そろそろバッテリーも弱ってくる頃です。
「そいじゃ、押し掛け行ってみるか?」
「えぇ~いつもやってる器用なアレですか?」
「もちろんあれだよ、レーサーっぽくてカッコイイだろ?かかった時の横乗りから足を高く上げるところに男のロマンを感じるだろ?」
「レーサーっぽさ、ゼロのRSを押し掛けって、いかにもバッテリー上がっちゃいましたって感じですよ」
「マジで?結構気に入ってたんだけどなぁ」
「取り合えずやってみますか?」
「やってみよう!」
「じゃ、オレ押しますんで」
「よし、じゃあ俺が乗るよ」
「それ、イチ、二の三!」
「ずぼぼずぼっずぼぉおぅぉおオオ~ヮァアアアー!」
「キターッ!!!!!!」
思ったより静かです、アイドリング付近では
そいじゃ、一発くれてみますか!
「フゥオ~ン、クァアア~ン!」
「なんじゃこりゃ加速しねえ!」
と思ったら突然加速し始めました!
「カァァアアアアアーーン、ボボボ~」
早速レッドゾーンに入りました。
「こりゃ半端なくシビアでレーシーだな!」
そりゃそうです「本物のレーサー」のパーツです(笑)
とりあえず車庫に戻りましたがアイドリングが安定しません。
スローのバランスをみても2,000回転以下だとバラけてストールします。
そもそも、レーサーでアイドリング1,000回転は望めません。
「夏じゃ、オーバーヒートするかもな」
「ガスも食いそうっすね」
さあ、どうしよう。
「とりあえず走りに行こうぜ!」
「それは、いいっすね!」
底抜けに楽天家の二人でした。
行き先はもちろん「解体屋さん」です。
今日のお話はここまでです。
このお話は明日で完結します。
(たしか忘れられないこと2つあるって?)
あなたの今日がステキな一日でありますように!
チャバティ64でした。