とある占い師とパートさんのお話 パート完結編
こんにちは、チャバティ64です。
毎日毎日暑さは増すばかりです。
こんな日は、冷たいお茶と冷ご飯で「水出し茶漬け」超手軽でおいしいですよ。
カラダを冷やしてくれる「きゅうりのお漬けもの」と、一緒にどうぞ!
これぞ夏の醍醐味です!
さてさて、なにやら困ったパートさん、どうしたものか?
(危なげない日常にスリルを!)
ボクは死んじゃうらしいし、パートさんはバチが怖くて墓参り!
なんだかよくわからない展開ですが、一冊の本が巻き起こした困ったお話です。
きっと著者の占い師の方もこんなことになるなど想像もせず、一般常識の範疇の話を誇大解釈の極みに出会ってしまったが故の超誇大解釈論!
このパートさんは普段勤勉でとても良い人です。
ご家庭は子供一人、ご主人なしの二人暮らしでした。
子供は現在、東京の有名大学に通うため一人暮らししています。
友達も多く、寂しいよりも「飲み会」が忙しいような方です。
なにがあったのか?不思議で仕方ありませんが本当に困ったものです。
さて、それでは目を覚ましていただきましょう!
ボクはパートさんに言いました。
「お墓参りはわかったけど、そんなに頻繁にいかなきゃいけないものなの?」
パートさんはこう返しました。
「ご先祖様が呼んでいるから行くのよ」
「へぇ~そうなんだ、どうやって呼ばれるの?」
「それは人それぞれ違うから」
「どう違うの?」
「それはよくわからない」
「よくわからないのに福井まで行くの?」
「お墓参りは大切だから」
「ボクにはよくわからないなぁ?」
「本当に死ぬわよ」
会話がかみ合ってるとは思えない。
何かが欠落しているし、隠していることがわかった。
「娘さんは元気?」
「何よ、突然!」
「最後に会ったのが高校の時、今は東京の大学だよね」
「そうよ、来年就職だけど、なんだかねぇ」
「何かあったの?」
「娘がニュージーランドへ留学したいって言ってるの」
「そりゃあすごいね、さすが自慢の娘さんだね!」
「そうでもないのよ、大学で知り合った留学生について行きたいだけなの」
「彼氏?」
「そうかもね」
「心配なの?」
「そりゃそうよ親だもの!」
「そうだよね、子供はいくつになっても可愛くて仕方ないもんね」
そうボクが言うとパートさんは遠くをみながら「そうね」とつぶやいた。
ボクは続けざまに言った。
「ねぇ、子供って目に入れてもいたくないっていうほど可愛いよね?」
「自分が死んでお墓にはいったら、お参りに来ないからって娘にバチを与える?」
「まして、孫なんかにバチを与えようと思う?」
パートさんは言った。
「思うわけないでしょ、そんなこと!」
「昔からいうじゃない、便りがないのは元気な証拠って」
「元気ならそれでいいって思うのが親よね」
ボクは言った。
「じゃあ、お墓参りにいかないとバチを与えるご先祖様っているのかなぁ?」
「ボクはいないと思うんだ、だって大好きな愛すべき家族だもん」
パートさんは我に帰ったように目を見開いた。
「じゃあ、私が行ってたお墓参りはなんだったの?」
ボクは言った。
「ご先祖様に呼ばれただけだよ」
「やっぱりやさしいね、ご先祖様は」
「踏ん切りはついた?」
「うぅ~ん、うん!そうだね!」
それから、パートさんは急用で休むことは無くなりました。
人から聞いたのですがこのパートさん、実は「バツ3」で、一人目のご主人が「ニュージーランドの人」だったそうです。
因果応報とでも思ったのでしょうか?
さすが真宗、教育が出来ています。
娘さんは現在、ニュージーランドで二人の子宝に恵まれ幸せに暮らしています。
大変な資産家で日本でいう「玉の輿」に乗ったようです。
パートさんから何度も写真を見せられました。
今度、娘さんが旅費を出してくれてニュージーランドへ行ってくるそうです。
「急用」ではなく「休養」で。
今日のお話はここまでです。
あなたの今日がステキな一日でありますように!
チャバティ64でした。