こんにちは、チャバティ64です。
さて、相変わらず話はすんなり進みませんがマイペースで参ります。
なぜRSを3台乗り継いだのか?続編です(笑)
とうとう念願の「ヨシムラさんの黒い熊手」を手に入れ、
早朝からテンションMAXで交換作業をしています。
そして、あの忌まわしい「空前絶後前代未聞の大惨事」(笑)が起こってしまうのです。
(う~んセクシー! 変態ではありません)
RS用のヨシムラマフラーは、鉄管で耐熱ブラックが施してあります。
当時のマフラーは取り付け後に「おニュー(新品)の儀式」があったのをご存知ですか?(笑)
さて、早朝よりマフラー交換に励むボクはフランジ周りをプラハンで叩き、音を聞きながら増し締めをしていました。
もちろんトルクレンチなど高価なものは持っていません。
(スタッドボルト折ったよね?)
最後にぶら下げておいた、リア側の貫通ボルトを止めて
「とりあえず完成」です。
所要時間にして1時間半くらいかな?
集合管の取り付けよりも、4本マフラーが重くて取り外しに苦労した。
重なっているところが結構サビていて、保管する前に「サビ取りとサビ止めをしないと大変なことになりそうだな」と思った。
しかし、
出来たー!やれやれ一服だ。
ボクは地べたに腰を下ろしタバコを吸いながら飲みかけのMコーヒーを飲みほした。
マジマジと見るとものすごく印象が違う。
4本マフラーもカッコイイけど、これはカッコイイぞ!
ななめ後ろからのセクシーさがたまらない(変態ではありません)
何よりスリム感が出てレーシーな雰囲気が走りを誘う、ウズウズし始めた。
「早く走りに行きてぇ~!」
「さぁて、おニューの儀式はじめっか!」
あらためて見るとセンスタも外したから軽そう。
跨らず右側に立ち、ハンドルをまっすぐにしてセルを回した。
「ボバン!」すぐにエンジンはかかった。
冷えているから、徐々にキャブ側でアイドリングを上げる。
さぁ「見せてくれキミの闘志を!」(笑)
(この時、まだ朝の7時半くらいです)
2000回転弱で1分くらい過ぎた頃だろうか?
マフラーから徐々に煙が出始めた。
排気側はもちろんフランジ側もパイプもすべて全体から立ち上った。
まるで「アスリートのカラダから競技後に出る水蒸気」のようだ。
「ルフィのギアセカンド」も「忍空の勝身煙」もこいつにはかなわない。
(30年以上前の話ですけど...)
程なくして煙が消えた、完全に油分が飛び塗装が焼き付いた感じがした。
「これこそがロマン(儀式)だ!!」
ボクはアイドリングを戻し、エンジンを切った。
マフラーからキンキンキンと小さな音が聞こえる。
なぁんてカッコイイんだ!
うっとり見とれて、思わずマフラーを両手で握ってしまった!!!
「ジュッ」と、音が聞こえ
今度はボクの手から煙があがった(笑)
一瞬の出来事だったが、手の皮が全部真っ白になった。
こういう時は人間冷静なもので瞬時に「水ぶくれになる前にバイクを仕舞おう」と思った。
走りに行きたかったが両手が完全にヤケド状態でハンドルも握れない程だ。
なんとかバイクを仕舞い、外に出てMコーヒーの空き缶で手を冷やしながら、あくまでも落ち着いてタバコを吸った。
まさかとは思ったが、ボクがこんなにバカだったとは...笑い転げた!
「恋は盲目」という言葉の意味(違うと思う)が、わかったような気がした。
(やっぱり変態だったorz...)
それから、二週間くらい不自由な生活をした。
仕事から帰ってくると手袋が真っ赤になっていた。
オロナインを厚く塗り、風呂には両手にビニールをかぶせ入った。
ラッキーだったのはマフラーに手形がつかなかったことと、ヤケドが「手のひらから指の第二関節まで」だったこと。
おかげで、なんとか仕事も出来た。
(ヨシムラの神様(POP)ありがとう!)
良い子はマネをしないようにネ!(笑)
この週の休日にやっと乗ることが出来た!
印象は加速が軽い気がした。
今日のお話はここまでです。
(あれ、一台目のままだよね?)
あなたの今日がステキな一日でありますように!
チャバティ64でした。